一日の半分強を人間に託し、もう半分弱は宇宙の摂理に託す。 自分はそれをただ眺めるだけ。

 

 いいんじゃない? いまのところそれで。そしてゆくゆく、人間がだんだん短くなって、宇宙の摂理がだんだん長くなったら、きっと上手い事年を取ってスッと、誰もがうらやむような最期を迎えられましょうね。

   

 まあ朝から、最期の事を考える必要もありますまい。

 

 今日はせいぜい十二時間強、人間に成りすます事にします。そうしたら人間って結構単純なサイクルで生きている事に気付きますよ。きっと。

 

 そして跳び箱のような問題をおっかなびっくり飛び越えている、可愛い姿も見えてきますよ。きっと。

 

 飛ぶ瞬間、邪魔をするいたずらっ子。いじめっ子。 君の事だよ。あくどき者よ。