あっちゃー、やられたよ、くっそー。見事に釣られてしまったぜ、フィッシング詐欺に。

 

 日曜の朝、スマホのメールボックスをチェックすると、自分の財閥銀行系カードの利用報告のメールがあった。これが渋谷のドンキで5万5千円の利用となっている。はあ?そんなもん知らねえぞ、とチェックするとカード利用の心当たりのない人はコチラ、と誘導されてしまう。

 で、カードの番号やら名義やらアドレスやら聞かれ、更に二重認証までさせられて、送信するが、ウンともスンとも言わない。何だよ、と思っていると、緊急メールでカードの不正利用の疑いがあります、と来た。やられましたよ、お見事に。

 すかさずカードを止めて、被害を防いだのだが、このカードはもう使えない。新たなカードが送られてくるとのこと。利用履歴をチェックすると、このカードは基本サブ扱いで、ガソリンスタンドに登録されている程度。まあ被害は最低限だと思うが、ちょっと油断するとこれだよ、うんざりだぜ。

 

 図書館で予約した「ジンが願いをかなえてくれない」行成薫、を秒で読了する。面白い、この著者、上手いよねえ。今作、JKやオジサンや中年夫婦、ブラック企業や家族といった、当たり前の「世間」の中を上手く描いている。

 表題作の「ジン」は、あのアラジンである。そいつが3っつの願いをかなえてくれると言う。主人公のJKと「ジン」とのやり取りも上手いが、かなりの涙モノの結末も良い。

 

 三つのお願い、って結構いろんなパターンがあるけど、じゃあ、自分ならどうするか、考えたことない?もしおれなら、小松左京氏の名作「ゴルゴダの結び目」という中編集の、ある一作を参考にするな。どんなお願いか?ま、次回にしておこう、ちょっと疲れた。