生きているうちに、というと大げさだが、見たい、体験したいことがあって、それはオーロラを見ること、超新星爆発を見ること、そして皆既日食を体験することである。先日、アメリカでかなり良い条件で皆既日食が見られ、コロナ~プロミネンス~ダイアモンドリングと、皆既日食の全貌が都市部でも見られて羨ましい限りである。

 実は小学校高学年頃は、結構な天体少年で、誠文堂新光社から発行されていた「天文ガイド」を買ってみたり、「星雲・星団ガイドブック」などを読み、いちおう小さな天体望遠鏡も持ってて、月面だの火星だの木星、土星の輪っかとか見たり、アンドロメダ星雲やオリオン星雲などを見たりしていたのだ。

 

 オーロラは、頑張って極地に旅行したりすれば見れる可能性があるし、運が良ければ北海道でも稀に見られることがあるそうだ。また皆既日食は、意外と世界中で起こっていて、場所や条件が揃わないと見れないが、本気で見ようと思えばなんとかなりそうでもある。ただ超新星爆発だけは全く予知できず、確かここ400年くらい起きてないらしいから、これは貴重であろう。

 

 その超新星爆発と言えば、あのオリオン座の肩口の赤い星、ペテルギウスが今のところ第一候補で、実は既に爆発して姿がないかも(650光年離れているので、今の星の光は650年前の姿であるからね)と言われている。まあしかし、超新星爆発といっても、ある日突然非常に明るい星が輝きだす程度で、特に爆発的な現象は見れないらしいから、それほどドラマテックでもないけど、もし見れるなら見てみたいものの一つである。