このところ読んだ本、中山七里「特殊清掃人」(意外と普通。実録本をいくつか読んだが、実際はもっと悲惨らしい)香山リカ「うつでこまったときに開く本」(おれの周りには、うつらしい人は見かけない。もちろんおれもね。じゃあ、なんでこんな本読むのかと言えば、ホント、単なる好奇心と少しの後学の為)、ああ、そういえば香山リカさん、その昔、「タコ」で山崎晴美が暴れまわったステージの片隅で、看護婦姿でギターをつま弾く姿を、おれは忘れないぞ。

 伊集院静「作家の贅沢すぎる時間」(いわゆるお遊びエッセイ、主に美味しいお店の。ただ、おれはギャンブルはやらないことに決めてるから、その辺はちょっと)。そして、今読み始めたのは窪美澄「夜に星を放つ」を読み始める。一応直木賞作である。

 

 そういえば、この日曜に見た「パーフェクト・デイズ」について、あとで調べて、へえーと思ったことをいくつか。なんか変な感じで、見たことあるかなあと思う写真屋のオヤジは、村上春樹などとかの共著で有名な翻訳家、柴田元幸さん。妙なパフォーマンスをしているのは、やっぱり田中泯さん。ちらりと出てくるのは研ナオコさんで、おっとスッピン?

 そして石川さゆりが歌う、あの歌は浅川マキさんの日本語訳詞バージョンだし、何といっても、姪っ子の名前は「ニコ」なのだ。わかりますよね、ヴェルヴェット好きじゃなくても。

 

 そして「平山」である。映画好きじゃなくても、わかりやすいお名前である。小津であり、笠であるのだ。