先週の土曜はバンド練習の日だったのだが、そこでバンマスのテツが、「タイガー&ドラゴン」を歌いたいとノタまった。クレイジーケンバンドの「俺の話を聞け!」ってやつね。

 そんじゃあ、ってんでこのところ、YouTubeの映像を見ながら、曲構成を覚えたりしていた。ご存じの通り、YouTubeってのは、見てる映像に関連した曲とかミュージシャンの映像が上がってくるんだが、クレイジーケンバンドを見ていたら、気が付いたら、「キャロル」とか「ダウンタウンブギウギバンド」の映像がいっぱい上がってきたんだ。おんなじククリなんだな、この辺。

 

 で、ちょっと見てみて驚愕した。皆、上手いのだ。それも物凄く上手いのだ。キャロルなんか、もっと粗削りな印象だったんだ。多分、例の伝説の日比谷野音での解散コンサートだと思うんだけど、結構テクニカルな事やっている。で、ほら、昔の野音のステージって、ステージの蹴込(前のとこね)が階段になってたんだよな。それで、もう立錐の余地のない客が押し寄せて、ステージ袖からアンプやドラムセットの横まで客だかスタッフだかが溢れかえる中、演奏してるんだ。学園祭のオールナイトのじゃがたらとか東京バトルデイズのG.I.S.M状態(知ってるのは一部ですません)。もうモニターがどうしたのレベルじゃないのに、きっちりプレイしていて、ちょっと驚いたね。

 それと、ダウンタウンブギウギバンドが上手いのは知ってたけど、10年以上ぶりに聴いた「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」に感動したね。とにかく阿木燿子の歌詞が素晴らしい。

 

「マリのお客を取ったって、そりゃもう、大騒ぎ」とか「ハマから流れてきた娘だね、前借残したまんま、ひと月たったらトンズラよ」とか「客がどっかを触ったって、飛び出して行っちまった、ウブなネンネじゃあるまいし、どうかしてるよ、あの娘」とか。

 薄暗くて、ビールケースや灰皿が転がった、昭和の裏路地が、ゆらゆら立ち上がってこないか?

  やっぱ、ロックには薄暗さが良く似合う。