先輩と後輩 | 俺町物語

先輩と後輩

先輩「なあ、後輩」


後輩「なんですか?」


先輩「俺は学年が上だからこそ先輩なんだよな」


後輩「はい」


先輩「ならば・・・!」


後輩「ならば・・・?」


先輩「留年してしまいお前の同じ学年となってしまった以上、先輩ではないのではないか・・・!?」


後輩「・・・・・・・・。」




ある日、先輩は留年してしまった。




先輩「なあ、後輩」


後輩「なんですか?」


先輩「いいことを思いついた。」


後輩「?」


先輩「俺は留年になり続ければ、大学生のままだよな?」


後輩「そうですが・・・・?」


先輩「そしたら、働かなくてもいいんじゃないか?」


後輩「・・・・・・・・・・。」




先輩はダメ人間である。




先輩「なあ、後輩」


後輩「なんですか?」


先輩「俺、お前の学年のやつと全然面識がないんだが・・・。」


後輩「じゃあ、誰か紹介しましょうか?」


先輩「いや、お前それ、どう紹介するんだよ?」


後輩「?」


先輩「『この見るからにダメ人間が留年した先輩です』と、紹介するのか?」


後輩「・・・・・・・・・。」




先輩はあくまで、僕に依存するつもりである。