ヒカル-2 | 俺町物語

ヒカル-2

学校行事のなかで最も面倒なものはなにか



という設問があったら誰でも即答することだろう。




そう、テストだ。





例外なく男的少女、ヒカルも面倒だと思っていた。




「ちくしょーわかんねー。おい、ショウ教えろバカヤロー」


とヒカルがきつく歎くとショウも不機嫌な様子で

「馬鹿はおまえだ。俺はおまえと同レベルだから俺が教えられることなんてねーんだよ」


と荒々しく答えるのみだ。



その返答に対してヒカルはつまらなそうに舌打ちをした。




その二人に一人の男が近づく。




「君達なーにを悩んでるのだね。どーせテスト勉強についてだろう。それならこの学年一の成績を誇る湯浅秀平にお任せあれ。」



両手を広げ、政治家のように演説をした湯浅にヒカルもショウもこの男とは関わらない方がいいと本能で察知した。




「ヒカル、ジュース買いに行こうぜ」


「おう」



二人はすべてをなかったことにした。


そう、なにも見てないし聞いてない。




「無視ぃ!?!?いや、ごめん、ちょっと調子に乗り過ぎたわ。変なテンションで絡んで悪かったって」



さっきと一変して低姿勢になった湯浅に二人は敵対心を込めた目を向ける。




「ふしゅぅぅぅぅ」



「怖っ・・・なんだよ・・」

ヒカルは湯浅を睨みつけ、息を吐き出している。



「自分が余裕だからって調子に乗るなよ、タコスケ」


ショウも加勢する。