衝撃のPET検査の結果 | アラフォーワーキングマザー☆おれいのブログ〜乳がん闘病記〜

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32で結婚、不妊治療を経て37で女児出産。
生後3ヶ月から保育園に預け、バタバタな毎日を送るアラフォー主婦の日常。
2016.7 2人目妊活中に乳がんステージⅢa発覚。妊活中止、闘病生活に入りました。

前回の続き。

前回のPET検査結果が出る当日。
診察が午後からだったので、ちょいと区役所に行って、高額医療費の認定証の申請に行ってまいりました。

そしたらなんと認定証発行できず_| ̄|○

ウチ、実は保険料を滞納していて、それを分納している最中なのです。

以前は公共料金的なものは旦那に任せていたのですが、(年金や住民税など個人でかかるものは自分で払っている)納付を忘れていた、とほざいていて。
イヤイヤ忘れてたって。
絶対見て見ぬ振りしてただけ。
で、去年から分割で納付を始めてやっと半分くらい払ったんだけど、まだ30万くらい残っている。


ソレ完納しないと認定証は発行できないそう。

認定証が無くても後で超過分は戻ってくるけど、手続きで3〜4ヶ月かかるそうなので、それまでは全て一旦実費で払わなければいけない。

がん治療で実費って…いくらかかるんだろう…

ていうかそれなら30万払ったほうが早くないか?

ソッコーで旦那に電話すると
「8月にならないと払えるかわかんないよ…」と心底面倒くさそう。

は?

百歩譲って治療費は私の体のことだから自分で払うにしても。

なんでヤツの未払いのせいで私が無駄金払わなきゃいかんの?

マジで怒りに震える。

ヤツは払わないとは言ってない。
でも、渋々感がハンパない。
「そんな急に言われても困るし。」的な。
普通申し訳ないでしょ。
最低でもやべーやっちまった感出るでしょ。

元々共稼ぎで家賃も食費も折半していたので、私にかかるお金を自分が払うことにかなり抵抗があるようです。(今は生活費は私持ち、それ以外の家賃とかは旦那持ち)

治療費を払うのもかなり憂鬱なようで、けっこうグチグチ言われます。(高いよね、とか、もう遊びに行けないね、とか)


まぁ怒っていてもしょうがないので、とりあえず旦那にはナイショで先日一括で完納してきました。

なぜナイショかというと、私が払ったのを知ったらチマチマしか返してくれないし、最悪バックレるし、返してというとまた面倒くさそうにするから。
払ってないテイで後日キッチリ耳を揃えて頂きます。


とりあえずその日はまだ7月だったし、7月は高額医療費の額を超えることはなさそうだったのでそのまま診察へ。

その前に駅で妹と母と待ち合わせてランチ、娘を母に預け妹と病院へ。

ちなみに妹、こんな本を買って勉強したそう。
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この本、読んだけど初心者でもかなりわかりやすく、かつ簡潔に書いてあって読みやすい。
妹も色々調べてコレが評判良かったということで買ったみたいだけど、オススメです。

ほかにもネットで体験者の話など色々と調べたようで、私よりも断然詳しくなってる。さすが。


で、肝心の検査結果が、コレ
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ホルモン受容体陽性でした。
やっぱりね。そんな気はしてたんだ。
私の腫瘍は、なんとなくだけど妊娠、出産、授乳の過程で大きくなった気がする。
ということは女性ホルモンが関係するのかと漠然と思っていたんだ。

HER2は陰性。
これは妹曰く「良かったね!」なんだそう。
陽性だとハーセプチン使えるけど、増殖能力が高いことが多いので、タチの悪い種類だそう。

Ki-67の数値は「高い」部類に入るそうで(基準は20%)総じて私のタイプはルミナールBになるのか。(先生からは言われてないけど本やネットの知識で)
だけど妹はKi-67もそこまで高くないと言っていた。もっと高い人もたくさんいると。

そしてPET検査の結果
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え?
原発巣がないとは?

先生の話を要約すると
・大きい腫瘤1つ、小さな腫瘤2つ、リンパに3つほどの腫大があった。
・小さい腫瘤の組織診が悪性で、核グレードが高かった。
この結果を考慮するとリンパ転移、遠隔転移の可能性が高かったのでPET検査で広がりを見て治療方針を決めようと思った。
・PET検査では当然原発巣(の可能性)である大きい腫瘤、そして小さい腫瘤も光り、(ガンだと光る)そしてリンパ節も、もしかしたら全身のどこかにも光っているところがある…という予想だった。
・しかしPETではどこも明らかに光っているところがなかった。
・ということは、大きい腫瘤は良性かもしれない。
・そしてリンパ節の腫大もガンではなく、別の原因で腫れている(風邪や炎症などでも腫れる)かもしれない


ということでした。

先生も、「あれ、おっかしいなぁ」という感じ。予想とだいぶ違っていたようです。

もし当初の見立てだと、(悪性の腫瘤が大小3つ、リンパ転移あり)だとステージ3で化学療法からスタートなのですが、小さな腫瘤2つのみだと一気にステージが1までさがります。
そうすると術前治療はせず、まずは手術で取ってしまうそう。

まぁ悪性度が高いので術後の化学療法は免れないにしても、かなり見通しは明るくなりそう。

とにかくそこをはっきりさせるために追加で検査をすることに。

大きいしこりが悪性か良性かを確認するためのCT、リンパ節の細胞診、そして念のために大きいしこりの組織診。

大きいしこりの組織診は、前々回の診察で私が痛さにめげて取らなかったところ。
今回自ら「より正確な診断ができるのであれば調べてください」とお願いしました。
あーあ、あの時めげずにやっておけば_| ̄|○
今更言っても後の祭りですが。

そしてまたあの痛い組織診を「バシュッ」と2回やりました。

そしてリンパ節の細胞診は、それよりもかなり細い麻酔針ほどの針で細胞を吸引、採取するもの。
針が細いのでそれほどでもないにしろ、麻酔なしでグイグイ刺していくので痛いは痛かった。

しかも細胞があまり取れなかったということで、やり直し_| ̄|○

しかし細胞があまり取れない、ということはもしかしたら活発なガン細胞がいない(要は転移は無い)かもしれない、ということで、悪いことではないそうだ。


CTは5日後、診察は1週間後に予約してその日は終了。

妹は診察の間書記のようにメモを取っていて、2、3質問をしていたのですが、内容は忘れた。


今回の診察で治療方針もろもろ決まると思っていたので肩透かし、という気持ちと、最悪の事態は免れた、というホッとした気持ちでなんだかどっと疲れてしまいました。

そして妹と2人で実家へ。


長くなったので続く。