こんにちは、くまこです。
土曜日は、月に数回のお楽しみ、裏千家茶道のお稽古へ行ってきました。
基本的に水曜日グループのお稽古なのですが、行けない時は別の曜日に参加させて頂いています。
どの曜日に行っても皆さん本当に親切で、温かく迎えてくれるので、居心地よくて、ここのお教室に出会えたこと感謝しております♪
ありがとうございます。
お稽古場は撮影禁止なので、私の記憶とナノバナナ作成イメージ画像でお届けします。
実は2月って、お茶の世界では少し特殊なんです。 お茶室に入ると、「大炉(だいろ)」という、この時期だけの大きな炉が切られていました。
そして、お点前も「逆勝手(ぎゃくがって)」。 昨日は、私は他のお弟子さんのお点前を拝見していたのですが、皆さんいつもと左右逆の動きに、少し戸惑いながらもお稽古されていました。(私は次回挑戦です笑)
2月の厳寒期、通常より大きな「大炉」で火を大きくおこします。
その大きな熱源にお客様がより近づけるよう、座る位置やお点前の方向を逆にするのが「逆勝手」です。
「少しでも暖まっていただきたい」という、亭主の深い心遣いが形になった、冬のご馳走なんですね。
そして今回、床の間に掛けられていたお軸の言葉が、とても印象的でした。
「梅花微笑春(ばいか びしょうの はる)」
直訳すると、「梅の花がほころび(微笑み)、春が来た」という美しい情景です。 でもこれ、ただの季節の挨拶ではなく、背景には「拈華微笑(ねんげみしょう)」という禅の有名な逸話があります。
お釈迦様が蓮の花をひねった時、弟子の中でただ一人、摩訶迦葉(まかかしょう)だけがその意味を悟って微笑んだ、というお話。 つまり、「言葉を使わなくても、心から心へ真理が伝わること(以心伝心)」を意味します。
さらに、梅という花は、厳しい冬を耐え抜いて百花に先駆けて咲きます。 ここには、「厳しい冬(苦労や困難)を越えたからこそ、喜びの春がやってくる。それは言葉にしなくとも、自然と笑みがこぼれるような境地である」という、深い意味が込められているのです。
帰宅してダンナにこの話を共有したところ、 「ああ、それって『拈華微笑』が背景にある言葉だね」 と、さらりと返ってきて驚きました。
まさかダンナからそんな言葉が出てくるとは! 「へぇ、何気に勉強してるじゃん!」と思わず笑ってしまいましたが、なんだか嬉しくなって、こう言っちゃいました。
「こういう会話ができる夫婦って、イイね!
素敵な夫婦じゃーん!」
するとダンナも、
「そうですね(笑)!こういう話を共有できるっていいよね!」
結婚して長いですが、こういう「知的な発見」を共有できる瞬間って、なんだか楽しいですよね。 美味しいものを食べるのも幸せですが、こういう時間が持てるのも、大人の夫婦の醍醐味かもしれません。
そして昨日は、お席からの眺めも最高のご馳走でした。 正客(一番上座のお客様)の席から、お庭の紅梅(こうばい)がちょうど満開を迎えているのが見えたのです。
凛とした空気の中で咲く紅梅の、鮮やかなこと。
その日の茶杓(ちゃしゃく)のご銘を「紅梅」にしました。
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お軸の「梅」(苦難を越えた喜び・以心伝心)
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お庭の「紅梅」(今の季節の美しさ)
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お道具の「紅梅」(亭主の遊び心)
この三つが綺麗に重なって、心が洗われるようでした。 ただお茶を飲むだけではない、五感と知性で楽しむ大人の遊びですね。
まだまだ寒いですが、私たちも梅のように、今の寒さを乗り越えて「微笑む春」を待ちましょう。
季節の変わり目、どうぞご自愛くださいませ♪
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