全勝で並走していた2横綱の内、一角が崩れましたね。
白鵬は一条を右四つ左上手にあっさり組み止めるとそのまま相手に左の上手を与えずに寄り切り。ただその後に(力を抜いて負けた相手を)稽古場で活を入れるが如くの喉輪での駄目押し。これはいけませんよね。模範になっていない。先場所負けて熱くなってカッカしていたでしょうけれども冷静に場所を考えて欲しかったですよね、だらしない。
対照的に格さんはここのところ18勝17敗と拮抗している栃煌相手に右を差せずに押せずにまごまごしている内に中に入られて淡泊に負けましたね。昨日までと全く別人の相撲。何か苦手にしている相手だと自分を見失って引き技に走って自滅する(勝ってもしかける)ケースが多いですからね。とにかく気持ちを人一倍強く持って苦手や最上位の力士にはぶつかっていかないと。前に出て右差し諸差しで速攻で勝つ、意識の徹底ですね。
フテブテルはキセノンを左からの掬い投げや下手投げで振り回して押し倒しての勝ち越し。栃煌も良い内容で快勝。それぞれ後退した格さんと同じ1敗で並んでいますね。豪たんやマサはようやく白星先行。新十両の御嶽海は連勝が8でストップ、関取初黒星を喫しています。