八百長をしたとして日本相撲協会が下した引退勧告を拒否し、解雇処分となった幕内蒼国来（中国出身、荒汐部屋）と十両星風（モンゴル、尾車）が14日、東京都内でそれぞれ記者会見し、星風は解雇を不当として相撲協会を相手に訴訟を起こす意向を明らかにした。蒼国来も今後、法的手段を取る考えを示した。
星風は、まず来週中に力士としての地位保全を求める仮処分を東京地裁へ申請すると発表。ただ、相撲協会が退職金として支給を決めた220万円は受け取る構えで、担当の弁護士はその理由を「4、5月分の給与の一部として当然」と説明した。
蒼国来は改めて関与を否定。退職金も受け取らないとし「まげを切るつもりはない。もう一度、調査をやり直してほしい」と述べ、調査の不当性を訴えた。解雇処分が覆らなかった場合、1～2週間以内に地位保全を求める仮処分を申請する見通しだ。
2人への対応について、相撲協会の放駒理事長（元大関魁傑）は「仕方がない。法廷の場で争うことになる」と話し、対決する姿勢を示した。（１４日１９時２５分付、時事通信『星風、相撲協会提訴へ＝解雇不当と主張―八百長問題』より抜粋）
結局問答無用でクビになってしまいましたね。両力士共に訴訟を起こして法廷闘争になることが確実視に。ただ退職金が出た分どうかとは思いますが。法廷の場での戦いですからね。たぶんまともな判断が出ることだろうとは思いますが。