阪神・マートンが5日、神宮での東京ヤクルト戦で今季211安打を放ち、シーズン最多安打記録を更新した。3日の広島戦で、1994年に記録したオリックス・イチロー(現米大リーグ・マリナーズ)の持つ210安打のプロ野球タイ記録に並んだマートンは、この日「3番・ライト」で先発した。第1打席はショート併殺打に倒れたが、2回2死満塁での第2打席で今季211本目となるセンター前タイムリーを放った。その後、2安打を加え、5打数3安打3打点と今季24度目の猛打賞で、自らの新記録に花を添えた。
マートンは「とても素晴らしい気持ちです。タイガースのコーチ陣、チームメート、ファンの皆さんに感謝の意を表したい」と笑顔。満塁で迎えた第2打席では、「気持ちが硬くなっていたが、満塁という状況だったのでチームの勝利に貢献するためという気持ちがあった分、楽に行けた」と振り返った。イチローの記録を塗り変えたことには、「イチロー選手はシーズン130試合だったので今とは少し違うと思う」と謙虚だった。(5日22時40分付、スポーツナビ『阪神・マートン、イチロー超えにも「少し違う」』より抜粋)
本人の仰るとおり、130試合と144試合(交流戦含む)ですからね。単純に比率で換算すれば、130試合で210安打ペースで打つと仮定すれば、232.62という数字。最低でも230安打位打たなければ、意味を成さないかもしれませんが。だけれども、新記録であることには変わりありませんからね。で後は首位打者が取れるかどうか。
青木宣親が.358でチームメイトの平野恵一が.353でマット・マートンが.351。かなり厳しいでしょうね。最多安打記録更新でも首位打者ならずは本人にとっても響くかもしれませんが。出塁率でも和田一浩が.437で青木も.434でマートンは.397。こちらは無理でしょうね。
その他、金本知憲が落合博満中日監督に並ぶ2371安打目(歴代11位)、鳥谷敬が通算1000安打、城島健司がセ・リーグのキャッチャー最多安打の165本目。元ヤクルトの古田敦也氏のものを更新。果たして、2位になって甲子園でのクライマックス開催なるか?