あれから半年。長いようで短く、辛くて楽しい道程も一区切り。
全作それなりに楽しめたのだけれど、特に面白いと感じたのはスイートとSS。両者共に、テーマというか、全体の流れに芯があって、伝わってくるものがあった。自分がぼっち気味だから、人が受け入れられてゆくストーリーに単純に嵌っただけかも知れない。普段意識はしなかったが、潜在的に百合好きである可能性も…。
スイートに関しては、アニメに餓えていた時期に見た上、プリキュアを甘く見ていたために評価も甘めになったと思うが、思い入れも含めて好きなことに変わりはない。
逆にイマイチに感じたのはハートキャッチ。初めに主役二人のコンプレックスを提示しビルドゥングスロマンになるのかと思いきや10話前後で解決。成長物語好きとしては不満。
そしてゆりの待遇が酷い。悲惨過ぎる境遇にも関わらず救済が無い。最終話での「妹が出来、家族が増えたつぼみ」を念頭に置くと、唯でさえ軽く感じたブロッサムのあの説教は皮肉ですらある。
なによりキャラクターに愛着が持てなかった。絵の時点で、固そうな線、ハイライトの存在感があり過ぎる目と好みでなかったのに、内面も余り好きになれなかった。
自分の好みでないものが多くても、何かしら新しい価値観を与えてくれる素晴らしい要素があれば良かったのだが、それも私には発見できなかった。
当然良い所はある。他のシリーズは何処かしらダレる部分があったが、ハートキャッチはつまらない話が殆ど無く出来不出来の波が小さい。これは今後のシリーズも見習って欲しい所。
今からプリキュアを見たいと思う人に安心して薦められる作品でもある。初っ端が問題なスイートは流石にお薦めできない。
他の作品は長所短所勘案してちょいプラス、といったところ。特定の回を見直すことはあっても、全部を見直す気にはならない。
見終わって思うのは、なんだかんだ言ってもやはり幼児向けだなぁ、ということ。それに尽きる。
今後子供向けアニメを見るとしても、小学生以上を対象にしたものを選ぶ。プリキュアは見続けるだろうけど。
兎も角、これで存分にオールスターを楽しめる下地が出来た。