ルーミア「・・・」

 

人喰い妖怪のルーミアは自身の周りに闇を張っている

・・・何やってるんだろ

 

ルーミア「ふああ・・・ よく寝た」

 

あっ、寝てたのか

 

ルーミア「さて、今日も不動産屋に行こうかな」

 

どうやらまだ家を見つけられていないようだ

・・・家いる?

 

ルーミア「いるのだーー!」

 

スレンダーマン「ふひひひひひ・・・」

 

ルーミアはとてつもない寒気がしたため後ろに振り返りながら飛び退いた

 

スレンダーマン「そうかそうかー おうちがないのかー」

 

林の奥からとてつもなく背が高い男がでてきた

 

スレンダーマン「おうちがないんだったらさ お兄さんの家に来るといいよ」

スレンダーマン「ふひひ・・・ お、おもちゃとかいっぱいあるよ」

 

ルーミア「何この不審者」

 

間違いない

 

スレンダーマン「ふ、不審者だなんて人聞き悪いなー」

スレンダーマン「お、お、お兄さんのどこが不審なんだい?」

 

全部だろ

 

ルーミア「珍しくナレーターの意見に同意なのだー」

 

スレンダーマン「でででででもね こちら側の世界に来ればきっと楽しいよ」

 

ルーミアは不審者の男をさっさと無視して立ち去ろうとした

ルーミア「・・・あれ? なんだか目の前が・・・」

ルーミア「見え・・・ づら・・・・・・」

 

そこでルーミアの意識は完全に途切れたのだった

 

スレンダーマン「ふひっふひひひひひひひひひひひひひひ!!!」

 

気持ち悪すぎて笑えない件について

 

それから数日後・・・

 

ミドル「ここっすね」

 

ワースト「ちっ こんな森の奥にまで車走らせやがって」

 

2人の警察官が行方不明となっているルーミアの調査に来たようだ

人に害をなす妖怪なのに救助するという優しさよ

 

ミドル「・・・」

 

ワースト「あ? どうしたんだよ俺の許可なく勝手に立ち止まりやがって」

 

ミドルは徐にポケットから清めの塩を取り出した

 

そしてそれをワーストと自分にかけた

 

ワースト「おいごら!! てめえぶちころがされてえのか!!」

 

ミドル「いやここの森って色々とやばいやつが出るらしいっすからね」

ミドル「怪異や怪異に近いような化け物たちの溜まり場となっているらしいのでそれら対策の塩っす」

 

ワースト「てめえ帰署したら覚えとけよ・・・」

 

ミドル「帰署? なんすか帰署って」

 

ワースト「・・・ダメだこりゃ」

 

ミドル「拙者帰署って言葉自体知らなくておそらく世間一般的に普及してない言葉だと思うんすよね」

ミドル「それを出してきてダメだこりゃって」

 

レスバしてねえで捜索始めろ

 

ミドル「ウィーッス」

 

こうして警察官たちは捜索を始めた

 

サイレンヘッド「・・・」

 

ミドル「・・・あんたじゃないっすよね?」

 

サイレン「え? 何が?」

 

ミドル「最近ルーミアっていう少女が行方不明になったんすよ」

ミドル「んで拙者たち警察は誘拐事件だと思って捜査してるんすけど」

ミドル「あんたじゃないっすよね?」

 

サイレン「違うね」

サイレン「というか自分たち人を攫うとかそういう趣味ないんで」

 

ミドルは捜査を続けた

 

早苗「感じます! 森のパワーを!」

 

ミドル「あいつ不審なので逮捕しますか」

 

いやあいつは善良な市民だから

 

ミドル「ちょっといいっすか?」

 

早苗「もしかして守矢教へ」

 

ミドル「最近行方不明になったこの子について聞き込みをしてるんすけど」

 

早苗「そんなことよりあなたも守矢教に入信しましょう!」

 

ミドル「意欲業務妨害罪で逮捕」

 

早苗「冗談じゃないですかやだー!」

 

そしてミドルはちょくちょく宗教勧誘をしてくる早苗から犯人の手がかりとなる情報を手に入れた

 

ミドル「犯人は細身の男で身長が180cmから400cmの間っすか」

 

ちょっと身長の情報がアバウトすぎる気もするけど

 

ミドル「何もないよりかはマシっすよ」

 

でもその情報が嘘だったら何もない方がマシということに

 

ミドル「あんたってそんな疑心暗鬼キャラでしたっけ?」

 

スレンダーマン「ふひひひひひひひひひひひひひひ!!」

 

その時気持ち悪い笑い声が森に響いた

 

ミドル「・・・もしや犯人の」

 

ミドルは笑い声がした方に向かって走りながらワーストに無線で報告をしている

 

ミドル「こちらミドル! 森の奥の方で犯人と思われる笑い声を聞いたっす!」

 

ワースト「了解!!」

 

ミドル「拙者は今からそっちに向かうので応戦を要求するっす!」

 

ワースト「了解!!」

 

ミドル「ワーストは今どこにいるっすか?」

 

ワースト「了解!!」

 

ミドル「ワースト?」

 

ワースト「了解!!!!!!!」

 

こいつさては無線聞いてないな

 

ミドル「ちょっとワースト! 援軍を呼んで」

 

ワースト「了解っつってんだろ!!!!!!!!!!!」

ワースト「無線のくせに声で伝えてくんな! アイコンタクトで連絡しろ!!」

 

いいかい? ワースト

無線っていうのはね 電話みたいに声で情報を伝え合うものなんだよ

 

ワースト「うるせえな! そのぐらいわかってr」

 

ミドル「ああああああああああああああ!!!」

 

ワースト「あ? ミドル?」

 

無線が切れた

 

ワースト「ミドル・・・ お前のことは今日の仕事が終わるまで忘れないからな」

 

見捨てるなよーーーーーーーー!!!!!!

仲間呼べよーーーーーーーーー!!!!!!!!!

 

ワースト「はぁ・・・」

 

ワーストはため息をつきながら無線で仲間を呼んだ

 

また少し時が経ち・・・

 

スレンダーマン「ふひっ! ふひひひっ! デュッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャ!!」

スレンダーマン「まさかこれだけの奴隷を集められるなんてついてるぞーー!」

 

スレンダーマンの周りにはルーミアと早苗とミドルがいる

これは洗脳?

いや3人とも意識がないみたいだし魂とられてるのかも知れないね

 

スレンダーマン「これだけいればとりあえずは大丈夫かな?」

スレンダーマン「ということで奴隷第一号のロリっ子! いってらっしゃーい」

 

スレンダーマンはルーミアを放った

 

スレンダーマン「これでより効率的に魂が手に入るぞー」

スレンダーマン「デュッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャ!!!!!!!!!」

 

ミク「残念だけどそうはいかないよ!」

 

スレンダーマン「え?」

 

突然上空からミクが落ちてきた

そしてスレンダーマンの頭を踏みつけた

 

スレンダーマン「・・・何するんだーーーー!」

 

スレンダーマンは怒ってミクに襲いかかった

 

ワースト「ほらよ」

 

すると後ろからワーストが飛び蹴りをかましてきた

 

スレンダーマン「なんだいなんだい! みんなしていじめて!」

スレンダーマン「・・・もし君たちが僕の手下になるとい」

 

ミク「逮捕ね」

 

ワースト「警察署 行こうな」

 

スレンダーマン「ちょっ待って! せめて自分の特殊能力だけでも!」

 

と供述していましたが数十分の口論の末諦めて連行されましたとさ

 

ミク「そういえばワースト」

ミク「なんで塩かかってるの?」

 

ワースト「こいつがやった」

 

スレンダーマン「これに関しては本当に何も知らないんだけど・・・」

スレンダーマン「というより僕がいうのもおかしいんだけど」

スレンダーマン「奴隷にしたあいつら放置したままだけどいいの?」

 

ミク、ワースト「あっ」

 

このブログの警察 たまに無能だよね

 

ミク、ワースト「お前が悪い!!!」

 

スレンダーマン「ねえこれって僕が悪いの?」

 

その後スレンダーマンは奴隷を解放したらしい

3人の意識は元に戻りそしていっぱいスレンダーマンに怒りましたとさ

 

スレンダーマン「・・・せまっ」

 

そして独房に入れられたとさ

 

めでたしめでたし

 

スレンダーマン「僕はめでたくないんですけど?」