マルク「うーん・・・ ここは?」

 

最初に起きたのはマルクか

 

マルク「はぁ・・・ また格闘王みたいなものをやらせる気じゃないだろうな」

 

下手したら格闘王よりきついかもしれない実験をするだけだよ

 

マルク「ちなみにその実験は途中棄権は」

 

できるわけない

 

マルク「はいクソ」

 

ガルセロ「おっと、ついうたた寝してたか」

 

マルク「この声はヘビースモーカー!」

 

名前で呼んであげなさい

 

アルル「あれ? なんで僕はナレーションルームに」

 

マイルス「これは何か事件の匂いがするな」

 

ミドル「また面倒なことに巻き込まれたっぽいっすね」

 

キャラ「・・・ナイフはどこだ」

 

よーーし! 全員の目が覚めたみたいだ!

 

キャラ「ナイフはどこだ」

 

私の手元にあります

 

キャラ「返せーーーー! 今すぐに返せーーーーーー!」

 

実験が終わってからね

 

アルル「実験?」

 

ちょっとした実験だよ

前にも2回ほどやったやつだね

 

ガルセロ「そうだったのか」

ガルセロ「申し訳ないが俺にはその2回の記憶がない」

 

マイルス「俺もない!」

 

そりゃその時いなかったからね

・・・いなかったよね?

 

アルル「なんで自信がないの?」

 

マルク「おい! その実験とやらについて早く説明するのさ!」

 

キャラ「そんなことせずとも鈴木ナレーターさえ抹殺してしまえば」

 

マルク「ちょっ、お前天才か?」

 

私への暴力を禁ずる

 

キャラ「それがどうした 私はお前を殺る」

 

こいつ無敵かよ

 

ミドル「それよりその実験の説明をしてください」

 

ああ 説明の前に

今から私が提示する選択肢の中から一つ選んでください

 

ミドル「・・・」

 

そんな戦闘体制にならなくていいから

ということで選択肢はこれだ!

 

1 『食事禁止』

2 『睡眠禁止』

3 『大便禁止』

4 『サウナ』

5 『回転』

6 『乱闘』

 

キャラ「オーディエンスを要求する!」

 

ミリ○ネアじゃねえんだよ!

 

マイルス「もしもしオワタ? この問題の答えなんだと思う?」

 

テレフォンも使うな!

 

それと○リオ○アじゃねえって言ってるだろうが!

 

ミドル「多分選んだ選択肢に従って生活をしろっていうことだと思うっす」

 

アルル「流石に食事やトイレを禁止されたら僕がバタンキューしちゃうし」

アルル「ということで僕はサウナを選ぶよ!」

 

おっけ

 

マルク「僕は乱闘でいかせてもらうのさ!」

マルク「真・格闘王への道! で鍛えられた僕の戦闘スキルなめるなよ!」

 

キャラ「・・・回転で頼む」

 

OK キャラは回転ね

 

ミドル「じゃあ拙者は食事禁止で」

 

マイルス「俺は大便禁止かなー 響きがかっこいいし」

 

かっこよさで選ぶものじゃないんだけどなー

 

ガルセロ「・・・」

 

ほら、後はガルセロだけだよ

 

ガルセロ「・・・おっと、また寝てたみたいだ」

 

ということでガルセロは睡眠禁止ね

 

ガルセロ「おう」

 

アルル「え? 今の一瞬で理解できたの?」

 

それでは今から実験の説明を行う

お前らには特定の行動を禁止して生活をしてもらう

 

ガルセロ「俺はその生活の中で寝たらダメってことだろ?」

 

ほんと物分かりいいな

 

キャラ「どういうことだ!」

 

こっちは物分かり悪いわ

 

マイルス「それで俺は大便禁止を選んだから」

 

文字通り大便を禁止する

 

マイルス「小便は?」

 

許可する

 

ミドル「拙者の食事禁止もそういうことっすね」

 

食事を禁止します

 

アルル「それで僕のサウナはどういう意味?」

 

部屋の温度が50度になります

 

アルル「うわあ・・・」

 

回転を選んだやつはずっとぐるぐる回転してもらう

 

キャラ「私は頭の回転が速いし余裕だな!」

 

そして乱闘を選んだやつは定期的に送り込まれる敵と戦ってもらう

 

マルク「・・・」

 

はい マルクがやる気満々なので始めちゃいますか

 

マルク「誰もやる気満々なんて言ってないのさ!」

 

でも目が血走ってるじゃん

 

マルク「血走ってねえよ!」

 

アルル「ナレーターには何が見えてるの?」

 

もういい! さっさと始めるぞ!

 

実験開始だーーーー!

 

実験開始から2時間後・・・

 

アルル「暑いよー・・・」

 

ミドル「拙者たち別々のナレーションルームにいるのでそっちの暑さが伝わってこないんすよ」

ミドル「すいません」

 

マイルス「なぜお前が謝るんだーーい?」

 

言い忘れていたが6人はナレーションセンターにある別々のナレーションルームで実験をしているのだ

それと6人はいつでもグループ通話で繋がっている状態である

 

キャラ「ああああああああああああああああああああああ!!!!!!」

 

キャラは私が作った機械に縛り付けられている

その機械がめっちゃ回転している

 

キャラ「誰か止めろーーーーーー!」

 

マイルス「頑張れー 頑張れー(適当)」

 

ガルセロ「ふぅー このナレーションルームが禁煙禁止じゃないことに感謝するぜ」

 

ミドル「・・・」

 

3人は部屋自体に特殊ギミックがないのでのんびりと過ごしているようだ

 

マルク「ああーー 雑魚ばっかりで飽きてきたのさ」

 

マルクは定期的にくるクッパ軍団とかワドルディ軍団とかを適当に蹴散らしている

 

マルク「そんな軍団ってほど大群でもないけどな」

 

マイルス「ミドルー 俺と遊ぼうぜー〜!」

 

ミドル「今ちょっと仕事してるので」

 

マイルス「じゃあクイズ出すぞーー!」

 

アルル「ミドルの話聞きなよ・・・」

 

マイルス「日本の首都は?」

 

キャラ「リオデジャネイロ!」

 

マルク「おい頭の回転悪いじゃねえか」

 

回転が悪いんじゃなくて単純に頭が悪いだけでしょ

 

ガルセロ「えー・・・ 東京だったか?」

 

マイルス「え? 何お前普通に答えてるの?」

 

キャラ「面白さのかけらもないやつだ」

 

ミドル「ちゃんと答えたのになんでディスられてるんすか」

 

ガルセロ「なるほどな これが理不尽か」

 

そして何も起きないまま時間は過ぎていった

 

実験が始まってから3日後・・・

 

ガルセロ「おぉ・・・ 眠い・・・」

 

ミドル「なかなか仕事が終わらないっすね」

 

マイルス「俺にも仕事をください」

 

ミドル「じゃあ酸素を吸って2酸化炭素に変換してください」

 

マイルス「何もするなってこと?」

 

相変わらず6人は平凡な日常を過ごしている

 

マルク「僕らみたいな平凡なやつがデスゲームとかに利用されるんだろうね」

 

アルル「そうなのかな・・・」

 

いやツッコんでほしい方向が違ったのですが

 

ガルセロ「・・・」

 

あっ! ガルセロが寝やがった!

 

キャラ「やっと倒れたか」

 

ガルセロ「ああ・・・ やっぱりダメだったか・・・」

 

ガルセロ 脱落

生存時間 3日

 

なおガルセロは病院に転送したので安心してくださいね

 

マイルス「不安不安不安不安不安不安」

 

マルク「静かにしてろ! 天邪鬼!」

 

実験開始から1週間後・・・

 

ミドル「流石に腹が減ってきたっすね」

 

キャラ「やっとこの回転に慣れてきたところだ」

 

アルル「僕は・・・ 相変わらず暑いよ・・・」

 

まあアルルの部屋の温度は60度だしね

 

アルル「え? 50度じゃなかったの?」

 

実験が長引くとその分ハードルも上がっていくので頑張ってください

 

マルク「ああ だから最近敵の数が増えてきたりちょっとだけ強い敵が出てきたりしてたのか」

 

マイルス「・・・お腹の調子がやばいのですが」

 

みんなー! ご飯よー!

 

マルク「ちょっ! こんな時に敵がきたのさ!」

 

マルクは30体ぐらいの敵を瞬殺した

 

マルク「食事前だというのに体力を使わせるなよ」

 

はい! ご飯だよ!

 

キャラ「ガバゴボボボボボボボボッゴッホゴホ!」

 

キャラは回転している関係で食べづらいと思ったからね

食事が自動的にキャラの口の中に入るようなプログラムを書いておきました!

 

キャラ「一度に全ての食事をねじ込むことはないだろ!!」

 

時短時短

 

マルク「そのプログラム 僕にもほしいんですが」

 

もちろんないです

 

マルク「あそpづふぁぽdふぃおqふぇおfhくぉえhふぁpshdぽvざdcおhゔぉあhどghでゃsdがうぃhぎえるげぶdふydbふyvbづfvbsbvjhsbdfjghsjgひぅgゔぃゆgsぢふぃすやえgrふぃゆwげいsづfがいうぎおうぐいq!!!」

 

マイルス「いくらなんでも発狂しすぎだろ」

 

マルク「こっちはずっっっっっっっと弱い雑魚を叩きのめしてるんだぞ!」

 

定期的にって言ったはずだけどなー

 

マルク「もう

ずっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ」

 

ミドル「きっとそれプログラムのバグっすよ」

 

ミドルはパソコンを広げるとカタカタし始めた

 

マイルス「急にナレーション下手くそになるじゃん」

 

マイルス「っとトイレトイレ」

 

大便禁止だからね

 

マイルス「言われなくてもわかってるって」

 

マイルスはトイレをした

 

マイルス「・・・あっ」

 

ん?

 

マイルス「・・・てへっ」

 

はい ルール無視によりマイルス失格

生存時間 1週間

 

マイルス「待ってくれーーーー! これは何かの間違」

 

はいはい 転送転送

 

ミドル「あんたも鬼っすね」

ミドル「それとバグは直しておいたっすよ」

 

マルク「神様仏様ミドル様!」

 

アルル「僕はこの暑さでお星様になりそう」

 

キャラ「私はキャラだ」

 

うん 知ってる

 

実験開始から2週間後・・・

 

キャラ「ああああああああああああああああ!!!! 助けてくれーーーーーーーーーーーーー!」

 

アルル「・・・キャラ なんか回転数早くなった?」

 

マルク「マジか! 確変じゃん!」

 

パチンカスはバトルに集中しとけ

 

キャラ「なんだよこれ!! 昨日まで普通の速度だったのに!」

 

見てて退屈だったので回転速度を上げてみました

 

キャラ「この実験は誰かに見られているということか」

 

さっきから私が見ているでしょうが!

 

キャラ「どうであれこのスピードはおかしいだろーーーーーーーーーーーー!!」

 

アルル「・・・」

 

アルルの部屋の温度は80度である

 

ミドル「それでもまだサウナよりかは涼しいんすけどね」

 

本物のサウナ 恐るべしだな

 

マルク「ほいほいほーいっと」

 

マルクはまだまだ余裕そうだ

じゃあ次はこいつを投下してみるか

 

マルク「え?」

 

ワタッチ「・・・」

 

マルク「うぎゃああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」

 

マルクは絶叫した

なぜなら色とりどりのワタッチが現れたからだ

 

マルク「ちょっ! 助けてーーーー!」

 

アルル「ああ・・・ もうダメ・・・」

 

アルルは倒れた

 

マルク「アルルーーーーーー!」

 

アルル 脱落

生存時間 2週間

 

マルク「ワタッチ 殲滅完了」

 

畜生!

 

マルク「なんでナレーターが悔しがってるんだよ」

 

実験開始から1ヶ月後・・・

 

キャラ「あぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁぁあぁあぁあああぁぁぁああっっぁあぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁぁああぁぁぁぁあ!!」

 

回転スピードをさらに早くしました

 

マルク「ここにきてかなり強い敵が現れてきたのさ」

 

ミドル「・・・ふぅ」

 

ちょっと待って!

 

ミドル大丈夫!?

 

もう1ヶ月近く何も食べてないけど

 

ミドル「拙者昔太り過ぎて断食していた時期があったんすよ」

ミドル「だから何も食べないのは慣れっこなんすよ」

 

マジかー

 

マルク「しまっ! 足が攣っ」

 

マルクはギタギタにされた

 

マルク「うおおおおおおおおおおお!」

 

ちなみに覚醒技などは一切禁止です

 

マルク「その後出しルールやめろ!」

 

真・格闘王への道をクリアしたんだったらこのぐらい楽勝だよね?

 

マルク「当たり前なのs」

 

あっ、通話が切れた

 

キャラ「・・・死んだか」

 

死んでません

脱落しただけです

 

マルク 脱落

生存時間 1ヶ月

 

キャラ「決意の・・・ 力ーーーー!」

 

キャラは決意の力でなんとか耐えているようだ

その決意がいつまで持つかな?

 

キャラ「ここまでか・・・」

 

早過ぎでしょ

 

ミドル「忍耐力ないんすか」

 

いや1ヶ月回転し続けたんだよ

 

充分耐えたほうでしょ

ということで一番長く生き延びたのは食事禁止でした

 

ミドルおめでとうーーーーーーーーーーーーーーーー!

 

ミドル「まさか拙者が生き残るとは」

 

いやー! お疲れ様でした!

ミドル「じゃあ次はナレーターの番っすね」

え?

 

ミドル「ナレーターは食事と睡眠と大便を禁止してそれから」

 

もうその時点で確実に死ぬのですが

 

ミドル「部屋の温度が225度で回転しながら定期的にくる敵と戦ってもらうっすよ」

 

無理ゲーすぎるんですけど

 

ミドル「でも拙者たちはやりきったっすよ」

 

そりゃ縛ってるのが一つだけだからね

 

ミドル「ということでナレーターは全部縛ります」

 

わけわからん!

そして私は逃げ

 

ってもうミドルきたーーーーー!

 

ぎゃあああああ! 引き摺らないでーーーーーーーーーーーーーーーー!