カービィ「来たよーー!」

 

トム「歌舞伎町にな!」

 

バンダナワドルディ「うん マホロアランドの間違いです」

 

3人はマホロアランドという名の遊園地にやってきた

 

トム「で、このマホロアランドリーには何があるんだ?」

 

バンワド「その名前だと洗濯機しかない場所になるよ」

 

カービィ「ガンガンブラスターズとか手裏剣道場とか」

カービィ「いろんなアトラクションがあるよ」

 

トム「他には何があるんだ?」

 

カービィ「えっとー・・・ トイレとか」

 

それはないと困るね

 

トム「他は?」

 

カービィ「えーーーっとー・・・ 客とか?」

 

バンワド「そりゃいるでしょ」

 

トム「あとは?」

 

カービィ「・・・ということでここからはマホロアに説明してもらいましょう!」

 

マホロア「じゃあナレーター! 説明任せたよぉ」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

マホロア「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

カービィ「え? 何この時間」

 

マホロア「ナレーターの説明待ちだよぉ」

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

バンワド「絶対に話さないという意思が感じられるんだけど」

 

マホロア「ナレーター! 説明して!」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

マホロア「ナレーター!!!!!!」

 

トム「もうマホロアが説明した方が早くね?」

 

マホロア「え?」

 

カービィ「そうだね マホロアよろしくー」

 

マホロア「・・・わかったよ」

 

ということでマホロアが説明してくれるみたいだ!! 😁

 

マホロア「はめやがったなーーーーーーー!!!!」

 

トム「それでこのマホロアランドには」

 

マホロア「もう説明がめんどくさいからあのアトラクションを今日のおすすめってことにしておくよぉ!!」

 

バンワド「ちょっ、支配人マホロア?」

 

マホロア「さあ! いったいったーーー!」

 

マホロアは半ば強引に3人をアトラクションに送り込んだ

 

マホロア「・・・ナレーター なんで説明してくれなかったんだ」

 

マホロアランドに行ったことがないからだよぉ

 

マホロア「僕の口調を真似るなーーーーーーーー!」

 

トム「おお! ここがアトラクションか!」

 

カービィ「アトラクションですが何か?」

 

バンワド「なんでキレ気味なの?」

 

なおこのアトラクションは

刹那のカップ麺というものらしい

 

カービィ「ああ これね」

 

バンワド「・・・なんだっけこれ」

 

トム「刹那のカップ麺ってことは・・・」

トム「カップ麺にどれだけ早くお湯を注げるかを競うアトラクションだな!」

 

マホロア「ぜんっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっぜん違うよ」

 

そんなにめっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっちゃためなくていいから

 

バンワド「ナレーターもためてるじゃん」

 

マホロア「それじゃあ今から刹那のカップ麺の説明をナレーターがしてくれる」

 

カービィ「いやこの遊園地の支配人であるマホロアがやるべきじゃない?」

 

トム「カービィに賛成な」

 

マホロア「うぐっ」

 

バンワド「マホロア 説明して」

 

マホロア「・・・じゃあ説明するよぉ」

 

FOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!

 

バンワド「・・・ナレーターはなんで喜んでるの?」

 

カービィ「毎度恒例となった説明役を免れたからじゃない?」

 

マホロア「刹那のカップ麺はいわゆる耐久ゲーだよぉ」

 

トム「耐久すればいいわけか」

 

マホロア「そう言っただろ!」

 

なんでキレてるの?

 

マホロア「まず僕がこのカップ麺にお湯を注ぐ」

マホロア「お湯を注いでから5分間 ずっとバタバタしてもらうよぉ」

 

バンワド「・・・え? それだけ?」

 

マホロア「うん それだけ」

 

トム「なんだよそれ!」

 

バンワド「トム! 言ってやれー!」

 

トム「なんで5分待たなきゃいけないタイプのカップ麺なんだよ!」

 

バンワド「そこじゃないんだよ! 僕がキレて欲しいのはそこじゃないんだよ!!」

 

カービィ「じゃあ自分でキレればいいんじゃない?」

 

バンワド「わかった そうする」

 

あら素直

 

バンワド「どんなアトラクションだよーーーーーーー!」

 

マホロア「いいかい? このアトラクションの壁は全面ガラスでできてる」

マホロア「つまり外から見える状態だ」

マホロア「そんな誰かに見られながらバタバタしているのは1番のアトラクションだとは思わないかい?」

 

まあ確かにある意味1番のアトラクションかもね

 

バンワド「はぁ・・・ もういいや」

 

カービィ「ねえマホロア」

 

マホロア「なんだい?」

 

カービィ「バンワドがツッコミを諦めちゃったよ」

 

マホロア「ツッコミ役のナレーターを見習って欲しいねぇ」

 

ワタシツッコミヤクチャウネン

 

カービィ「なんでカタコト?」

 

トム「それにしても3人でやるのはなんか物寂しいな」

 

マホロア「大丈夫 だよぉ もう3人追加するから」

 

バンワド「追加・・・ する?」

 

マホロアはポータルを開いた

 

ニアー「・・・え?」

 

アタリメ指令「はて?」

 

アドレーヌ「・・・ここどこよ」

 

カービィ「わーい! 追加されたねー!」

 

トム「お前らーー! 刹那のカップ麺やるぞーー!」

 

バンワド「いやいきなりそんなこと言って受け入れてもらえるわけ」

 

ニアー「あっ、やるやるー!」

 

アタリメ「フェッフェッフェ! わしの足技身晒せやーー!」

 

アドレーヌ「このアトラクションに足は関係ないわよ」

アドレーヌ「あっ、あたしも混ぜて」

 

バンワド「僕が・・・ おかしいのか?」

 

いいや バンワド以外がおかしいだけ

 

マホロア「それじゃあ注ぐよぉ!」

 

こうしてアトラクションが始まった

マホロアはカップ麺にお湯を注いだ

 

マホロア「スタート!」

 

カービィ「それそれそれそれそれそれーーーーー!」

 

ニアー「はぁ・・・ はぁ・・・」

 

トム「バタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバターーー!」

 

アドレーヌ「結構・・・ 疲れる・・・」

 

アタリメ「ここでわしの脚力が発揮されるんじゃぞーーー!」

 

バンワド「・・・何このシュールな光景」

 

男女6人がテーブルを囲んでバタバタしている

・・・これ言うほどシュールか?

 

バンワド「確かに」

バンワド「逆に・・・ カオスかもね」

 

アドレーヌ「ちょっと! これどうやったら脱落なの?」

 

マホロア「脱落は君たちがあの世に旅立つ時だよぉ」

 

ニアー「え? このアトラクション命かかってるの?」

 

カービィ「それはただマホロアが誇張表現してるだけだから大丈夫」

 

アタリメ「他者への攻撃はありか?」

 

マホロア「ありよりのなしよりのなしよりのありよりのあり」

 

バンワド「いや結局どっち?」

 

トム「とにかく早く動いたもの勝ちだーーーーーー!」

 

トムはアタリメ指令をぶっとばした

 

アタリメ「ほぬわぁ!」

 

アタリメは尻餅をついたが瞬時に起き上がるとバタバタしながらテーブルの周りに戻ってきた

 

バンワド「はぁ・・・ はぁ・・・」

バンワド「つ、疲れた・・・」

 

バンワドはバタバタをやめた

 

マホロア「はい バンワド脱落ね」

 

バンワド「・・・え? なんで?」

 

マホロア「だってバタバタやめたじゃん」

 

バンワド「いやいやいやいやいやいや!!!」

 

マホロア「いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや!!!!!!!!」

 

2人がバタバタしながら争ってるけどとりあえずバンワドは脱落ね

 

アドレーヌ「あたしも・・・ 限界近い・・・」

 

トム「俺はまだまだいける!」

 

アタリメ「わしもいけるぞ!」

 

トム、アタリメ「いける! いける! いける! いける! いける! いける!いける! いける! いける! いける! いける!」

 

アドレーヌ「いけるコールやめて!」

 

トム、アタリメ「すまなかった」

 

ニアー「やばい・・・ くしゃみでそう」

 

カービィ「ニアーが登場すると毎回この流れになってる気がする」

 

ニアー「へっ・・・ へっ・・・」

 

アドレーヌ「バカ! やめなさい!」

 

ニアー「・・・あっ、落ち着いてきたかも」

 

よかったよかった

 

ニアー「へくしょーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!」

 

カービィ「うわあああああああああああああああああああああああああああああ!」

 

他のメンバーはギリギリ吹き飛ばなかったが

比較的体重が軽いカービィは意図も容易く吹き飛んでしまった

 

カービィ「うっ!!」

 

そのままカービィは倒れた

 

マホロア「はい カービィ脱落ね」

 

バンワド「こちら側の世界へようこそ」

 

カービィ「・・・」

 

ということで残り4人だ

 

トム「よし! 多分残り2分ぐらいだと思う!」

 

アタリメ「なんだか体の調子が良くなってきたわい!」

 

アタリメ指令はバタバタしながら部屋中を走り回った

 

ニアー「あぁっ!?」

 

アドレーヌ「ちょっとーーー!!!!!」

 

トム「ウェイ!」

 

アタリメ指令はトムたちにぶつかりながらもバタバタ走り回っている

 

アタリメ「わしはまだまだ元気じゃぞーーーーーーーーーーー!」

アタリメ「あっ」

 

ニアー「え?」

 

アタリメは倒れた

 

マホロア「はい アタリメ指令脱落ね」

 

カービィ「ああ これは足が攣ってるね」

 

バンワド「そんなに無理して走り回るから」

 

アタリメ「反省しておるぞ!」

 

ほんとかなぁ・・・

 

アドレーヌ「くっ・・・」

 

アドレーヌがかなりきつそうだ

 

トム「大丈夫かーー? ギブアップするなら今のうちだぞーーーー!」

 

アドレーヌ「ギブギブギブギブギブギブギブギブギブギブギブギブギブギブギブギブ!!!」

 

トム「どうした? 急に英語の勉強か?」

 

Give じゃなくてギブである

 

ニアー「ギブっくしょーーーーーーーーい!」

 

トム「不意打ちだーーーーーーーー!」

 

トムはもちろん踏ん張れずにぶっとんでいった

 

マホロア「はい トム脱落ね」

 

トム「まあ後悔はないですね」

 

カービィ「何そのオリンピックで金メダルを取るつもりだった選手が銅メダルを取った時みたいなコメント」

 

バンワド「例えながっ!」

 

さあ! 残るはニアーとアドレーヌだけだ!

 

マホロア「あっ、カップ麺が出来上がったみたいだよぉ」

 

アドレーヌ「いただきます!」

 

アドレーヌは置いてあった割り箸を割るとカップ麺の蓋を開けて勢いよく麺を啜り始めた

 

ニアー「・・・え?」

 

アドレーヌ「ごちそうさま! 久しぶりに食べるとカップ麺って美味しいわー!」

 

マホロア「・・・優勝はアドレーヌだよぉ!!」

 

カービィ「おめでとう!」

 

トム「これには完敗だぜ!」

 

アタリメ「お主の勝ちじゃ!」

 

ニアー「待って! なんで私脱落したの?」

 

だってカップ麺完成したのに食べずにバタバタしてたからでしょ

 

ニアー「そのルール知らないよーーーーーーーーー!」

 

マホロア「また遊びにきてね」

 

バンワド「もうこのアトラクションはやらないと僕は誓うぞーー!」

 

誓ったバンワドであった