ブッチ「おぅ・・・ 腹が・・・」

 

・・・ん?これはブッチ?

なぜボツキャラである彼がここに

 

ブッチ「寒い・・・ 暗い・・・ 怖い・・・」

ブッチ「・・・いや冷静になったら怖くねえわ」

 

そうですか

どうやらブッチはお腹が空いているようだ

 

ブッチ「あっ・・・ ゴミ山・・・」

 

ブッチは気力を振り絞りゴミ山を漁った

 

ブッチ「これぞジャパニーズクオリティ!」

 

腹が減っているのでテンションもおかしくなっているみたい

 

ブッチ「チャイニーズクオリティはゴミ山漁らない」

 

ジャパニーズクオリティも漁らねえよ

 

ブッチ「ダメだ・・・ ない・・・」

 

食べられる物は見つからなかったようだ

 

ブッチ「こうなったら冬眠するか・・・」

 

ねえ知ってる?

猫は冬眠できないんだよ

 

ブッチ「寝る寝る寝る寝る寝る寝る寝る寝る寝る寝る寝る寝る」

 

自己暗示すな

 

ブッチ「・・・あっ」

 

ブッチの目の前を1匹のひよこが通り過ぎた

 

ブッチ「食わなければ死ぬ!」

 

ブッチはひよこを爪でチクッとさした

そしてそのままひよこを食べた

 

ブッチ「はぁー 美味ーい」

 

ブッチ?

 

ブッチ「ああ・・・ 肉を食べたい・・・」

ブッチ「ははは・・・ 抑えられないな・・・」

 

ブッチの体毛が抜けていく

代わりに暗い色の毛が生えてきた

さらに爪もより鋭いものになり

彼の目はガラス玉のようにくぐもったようなものになった

 

ブッチ「ははははははははははははははははははははははははーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

夜の町に彼の笑い声が響くのだった

 

次の日

 

bf「うーん・・・ おはよう」

 

ここはbfの家である

 

bf「なんか昨日の夜笑い声が聞こえたような・・・」

bf「まあ気のせいだよねー」

 

スパイク「気のせいじゃねえよ!!!!!!」

 

スパイクが窓をこじ開けて入ってきた

 

bf「BEEP SKEBEEP BOP WHAAAAA!?」

 

スパイク「うるせええ! 喚くな!」

 

bf「あっ、ごめん」

 

スパイク「緊急事態なんだからもっと慌てろよ!」

 

bf「うわああああ! どうしようどうしよう!」

 

スパイク「うるせえ! パニックになるな! 冷静になれ!」

 

スパイク 矛盾してますよ

 

スパイク「おい! これどうするんだよ!!」

スパイク「こんな時どうすればいいんだよ!!」

 

bf「君が落ち着いてよ!」

bf「とりあえず何があったか説明して!」

 

スパイク「人外キャラ全員行方不明になった」

 

bf「ってことはナレーターも!?」

 

誰が人外じゃ!

I’m a perfect human!

 

bf「あっそっか」

bf「それで人外キャラって誰がいたっけ」

 

カービィキャラ全般

アンダーテイルキャラ全般

トムとジェリーキャラ全員

その他オリジナルキャラですね

 

スパイク「ですね! じゃねえよ!」

スパイク「とんでもねえ人数が行方不明になってるんだよ!!」

 

bf「ちょっと待って」

bf「なんでスパイクは失踪してないの?」

 

確かにお前犬じゃん

 

スパイク「俺だけ生き残った」

 

bf「ああ なるほど」

 

スパイク「とにかく今すぐ失踪したあいつらを探しに」

 

bf「・・・スパイク」

bf「後ろのそれ・・・ 何?」

 

スパイク「あ?」

 

暴食ブッチ「終わりだ」

 

スパイクの後ろにいたそれはレーザーを放った

 

bf「うわああああああああああ!!」

 

bfは思わず逃げ出した

 

なおbfの後ろでは爆発が起きています

ガキ使の最後の肝試しみたいだなー

 

bf「呑気すぎるよーーーーーーー!」

 

bfは走りました

 

bf「はぁ・・・ はぁ・・・」

 

そして公園に到着したbfは水道を使うようだ

 

bf「ふぅ・・・」

 

え? なんか公園の水場で顔洗ってる

 

bf「モーニングルーティーンって大事じゃん?」

 

マジかこいつ

 

ルイージ「bf!! 大丈夫?」

 

bf「グリーンピースの擬人化のルイージも生きてたんだね」

 

ルイージ「bf もう一度言ってくれないかな?」

 

bf「haaaaaa water melon」

 

なぜにスイカ?

 

ルイージ「それよりあの化け物みた?」

 

bf「ああ あの漆黒の擬人化みたいなやつ?」

 

ルイージ「そう それ」

 

・・・彼はブッチである

 

ルイージ、bf「え? ブッチ?」

 

いや・・・ ブッチだったと言った方が正しいか

 

ルイージ「ブッチだったってことは・・・」

 

bf「今はリニューアルしてブッチッチってこと?」

 

超超超超超超超超超超違います

 

bf「じゃあ今はなんなの!!」

 

それを今から説明するんでしょうが!!

 

bf「すいません」

 

ルイージ「珍しいね ナレーターが謝らないなんて」

 

彼はブッチ

トムの親友である猫だ

 

そんな彼は昨日の夜

飢えと寒さで死ぬ寸前だったのだ

 

だがそんな彼は空腹のせいでひよこを食べてしまった

そしてブッチはおかしくなっちゃったのだ

 

暴食に取り憑かれたように

無差別に人やものを食い荒らす化け物になってしまった

 

そうだね・・・ 今の彼はブッチではなく

暴食ブッチと言った方がいいかな

 

圭一「・・・えげつねえ話だな」

 

bf「うわあ! いつの間にいたの!?」

 

圭一「とにかくそのブッチってやつを止めないとな」

 

ルイージ「このままのペースだと僕達も襲われる可能性もあるわけだしね」

 

bf「よし! 顔でも洗って心構えをしておこう!」

 

圭一「お前はさっきから何してるんだよ!」

 

bf「洗顔ですが何か?」

 

圭一「こんな時に何してるんだよ!」

圭一「俺にもやらせろ!」

 

ルイージ「・・・風が止んだ?」

ルイージ「・・・なんだか嫌な予感がする」

 

ルイージは水ばでわちゃわちゃしてる2人を連れて公園を飛び出した

 

暴食ブッチ「ああ・・・ どこだどこだどこだどこだどこだどこだどこだどこだどこだどこだ」

 

暴食ブッチが公園にやってきた

 

圭一「なっ!」

 

叫ぼうとした圭一の口をルイージは手で塞いだ

 

ルイージ「今はとにかく走って!!」

 

暴食ブッチ「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

暴食ブッチはルイージたちを追いかけてきた

 

bf「ちょっとーーーーーーー! 普通にバレてるじゃん!」

 

ルイージ「そんな! なんで!?」

 

圭一「あんたが俺の口を塞ぎながら叫んだからだろ!!」

 

ルイージ「もーーーーー! 僕の馬鹿ーーーーーー!」

 

3人は町中を走り回りましたとさ

 

続くかもね