メリーさん「これは・・・ 一応買っておくの」

 

彼女の名前はメリーさん

電話をしてどんどん近づいてくるあの怪異だね

 

でも今はその仕事を休んでるそうです

そんなメリーさんは今買い物中のようだ

 

・・・ああ ナレーターの降りするのもめんどくせえ

今日のナレーションはワーストがやっていくぞ

 

メリーさん「これ会計してほしいの」

 

トム「無理です」

 

メリーさん「・・・どうしてなの?」

 

トム「弁当食ってるから無理なのだ」

 

俺も仕事中によく弁当食ってたなー

あの時俺をクビにした店長許さん

 

トム「いやワーストが悪いだろ!」

トム「仕事中に弁当食ってサボるとか最低だな!」

 

メリーさん「特大ブーメランなの」

メリーさん「それとさっさと会計してほしいの」

 

トム「無理です」

 

メリーさん「会計してほしいの(圧)」

 

トム「お会計800円になります」

 

それお前が食ってた弁当の値段だろうが

このたわけが

 

メリーさん「じゃあ800円払うからこの商品の代金は払わないの」

 

トム「ありがとうございましたー」

 

それでいいのかよ

 

メリー 2500円ぐらいの買い物してただろ

 

ああ! なんで俺がツッコミ役をしなきゃいけねえんだよ!!

 

メリーさん「ナレーターが左肘を脱臼したからあなたが代わりにナレーションをしてるの」

メリーさん「ナレーションをするからにはちゃんと最後までやり遂げるの」

 

ちっ めんどくせえな

 

メリーさん「公園を発見したの」

 

・・・

 

メリーさん「ナレーション」

 

ああ はいはい

メリーとかいうチビは公園を発見しました

 

メリーさん「これでも164cmなの」

 

つまりそれより低いトップがチビ

 

トップ「あ? なんだって?」

 

お前はチビ

 

トップ「つまりあなたの気分を害する私なんかいらないってことですか」

トップ「それではさようなら」

 

メリーさん「シーソーでもして落ち着くの」

 

トップは取り出した拳銃を懐にしまった

そしてシーソーに乗って落ち着いたみたいだ

 

トップ「1人でやるシーソーは楽しいですねー」

 

ワドルドゥ「メリーさん あれは何?」

 

メリーさん「見ちゃダメなの」

 

はぁ・・・ ナレーションは疲れるな

 

メリーさん「私も疲れてるの」

 

ワドルドゥ「何かあったのか?」

 

メリーさん「家に帰ると腹へったってうるさいブルーベリー色のでかいやつの相手をしなきゃいけないと思うと疲れてきたし怪異という種族だから結構差別的なこともウケるしこの見た目だから相手されてるけど」

 

ワドルドゥ「わかった! わかったから!」

ワドルドゥ「話を変えよう!」

ワドルドゥ「メリーさんはこんなに買い物をして何に使うんだ?」

 

メリーさん「さっき言ったブルーベリー色のでかいやつの飯なの」

 

ブルーベリー色のでかいやつ=青鬼

青鬼=キモい

 

メリーさん「それはそうなの」

 

ワドルドゥ「確かに」

 

トップ「意義なし!」

 

青鬼 泣いてもいいぞ

まあここに青鬼はいないけどな

 

メリーさん「ちょっと滑り台でも滑るの」

 

ワドルドゥ「気分転換ってやつか」

 

メリーはワドルドゥを持ち上げた

 

ワドルドゥ「え?」

 

そして滑り台から転がした

 

ワドルドゥ「あぁあぁあぁあぁあぁあああ!」

 

そして目が回ったとさ

 

トップ「元気出せよ」

 

ワドルドゥ「・・・」

 

メリーさん「あっ、あいつ・・・」

 

向こうでは青鬼が左肘を脱臼したナレーターを追いかけている

メリーは瞬間移動で現場に向かった

トップも後に続いた

 

ワドルドゥ「・・・」

 

ワドルドゥはいずれデデデに保護されるだろう

 

青鬼「うおおおおおおおお!」

 

ナレーター「なんで私はいつもこんな目にあうんだーーーーー!」

 

トップ「助けにきました」

 

ナレーター「マジ?」

 

メリーさん「倒しにきたの」

 

青鬼「マジ?」

 

メリーは青鬼をボッコボコに

トップはナレーターをポッカポカにぶちのめした

 

ナレーター「私被害者ーーーーーー!」

 

それでトップはナレーターを家まで送り届けた

メリーは青鬼を引きずって家に帰った

 

メリーさん「なんで脱走したの?」

 

青鬼「面白いかなって」

 

トップ「面白かったですか?」

 

青鬼「ぼちぼち」

青鬼「嘘です嘘です! 面白くありません!」

 

わかればよろしい

 

トップ「あなたは何もしてないでしょうが」

 

メリーさん「とりあえず今日の飯なの」

 

メリーは青鬼の前に食べ物を並べていった

 

青鬼「人参! 無理!」

青鬼「トマト! 無理!」

青鬼「ピーマン! 無理!」

青鬼「そのほかの食べ物! 全て無理!」

青鬼「また来週!」

 

メリーさん「・・・」

 

青鬼「嘘です嘘です嘘です嘘です嘘です!」

 

必死すぎだろ

 

メリーさん「じゃあ食べるの」

 

青鬼「だから無理なんだって!」

 

トップ「そりゃあ何も調理せずにそのまま食えなんて言われたら無理ですよね」

 

俺だったらちゃぶ台をひっくり返して、自分もひっくり返るぞ

 

トップ「ということで少しずつ食べるもののレベルを上げていきましょう!」

トップ「まずレベル1! ウィンター!」

 

ウィンター「え?」

 

ウィンターは召喚された

そして青鬼に食べられそうになった

 

ウィンター「ちょっと待ってください・・・」

 

ウィンター「いきなりすぎて・・・ 頭が・・・」

 

青鬼「3! 2! 1!」

青鬼「いただきまーす!」

 

ウィンター「違うんです」

ウィンター「ちょっと間を置けば問題ないとかそういう話じゃなくて・・・」

 

青鬼「じれったいな! さっさと食わせろ!」

 

ウィンターは逃げ出した

 

トップ「レベル2! サラダ!」

 

メリーさん「私が作ったの」

 

青鬼「無理!」

 

メリーさん「・・・」

 

青鬼「ごちそうさまでした!」

 

クリア

 

トップ「レベル3! フライパン!」

 

青鬼「ごちそうさまでした!」

 

クリア

 

トップ「それじゃあさいごに残ったピーマンを」

 

青鬼「無理!」

 

メリーさんの家から一つの悲鳴が聞こえた

 

そして・・・

 

メリーさん「はぁ・・・ 今日も疲れたの」

メリーさん「明日も早いから早く寝るの」

 

メリーは眠りについた

 

はぁー やっと終わったー!

 

せっかくだしこの後メリーの家に突撃するか!

そしてメリーをコテンパンにしてやる

 

ナレーター「その後ワーストの姿を見たものはいないのだとか」

ナレーター「いててててて・・・」