クッパ「最近は平和だなー」

 

クッパは、自分の家でくつろいでいる

 

クッパ「平和が一番だよね!」

 

一応マリオシリーズのボスなんだけどなー

そんなマリオのライバルが平和を愛するのって・・・

 

クッパ「戦うのはよくないよね!」

クッパ「我輩は暴力は振るわないぞ!」

 

あっ、ゴキブリ

 

クッパ「ほわあああああああああああああああああああ!!」

 

クッパは口から炎を吹いて両手から氷のレーザーを発射した

めちゃくちゃ暴力振るってるじゃん

 

クッパ「ふぅー びっくりした」

 

ゴキブリには容赦がないクッパであった

 

クッパ「今日は休日だ! のんびり過ごすぞ!」

 

するとスマホに着信

 

クッパ「もしもし?」

 

ワースト「よお 激安の電動」

 

クッパ「それデデデのあだ名だぞ」

 

電話の相手はワーストだった

 

ワースト「いきなりだがお前のマリオは誘拐した」

 

クッパ「我輩のじゃないけど」

 

ワースト「さらにお前のルイージも誘拐した」

 

クッパ「我輩のじゃないけど」

 

ワースト「さらに! お前のピーチも誘拐した」

 

クッパ「桃桃姫も我輩のじゃないけど」

 

桃白白みたいな言い方するね

 

ワースト「今俺はマリオシリーズのキャラをほとんど拉致監禁したのだ!」

 

クッパ「人の大切な物を無理やりさらって監禁するとはなんてひどいことをするんだ!」

クッパ「この極悪人がぁ!」

 

クッパー その発言はブーメランだぞー

 

ワースト「返して欲しければ1を」

ワースト「それ以外は2を押してください」

 

クッパ「音声ガイダンスかな?」

クッパ「じゃあ返してほしいから1を押そう」

 

クッパは1を押した

 

ワースト「がんば」

 

そこで電話は切れた

 

クッパ「・・・まさか我輩がマリオたちを助けにいくことになるとはな」

クッパはシルクハットを冠った

 

クッパ「いざ! 冒険に出発だー!」

こうしてクッパの大冒険が始まった

 

クッパ「勢いで外に出てきちゃったけど・・・」

クッパ「マリオたちがどこにいるのかさっぱりわからないぞ!」

 

まあ圧倒的に情報不足だからね

 

クッパ「でも大丈夫! 我輩はさっき電話をしている時に逆探知したのだ!」

さすがクッパだね

 

クッパ「いやー そんなに褒め称えられると照れるぞ!」

褒め称えたっけ?

 

クッパ「それじゃあその逆探知で特定した場所にレッツゴー!」

クッパはそう言って電車に乗った

 

電車はゆっくりと発信した

 

クッパ「・・・」

 

クッパは空いていた席に座った

その上にトムが座ってきた

 

さらにその上にデデデが座ってきた

さらにさらにその上に明治さんが座ってきた

 

デデデ「すまん 降りてくれないか?」

 

トム「苦しい苦しい!」

 

明治「そのまま潰れちゃえー」

 

デデデ「おい! 体重をかけるな!」

 

トム「あああああ! やばいーーーー!」

 

明治「楽しいねー」

 

デデデ「この状況を楽しんでるのはお前だけだよ!」

 

トム「死ぬーーーー! 死ぬーーーー!」

 

クッパ「・・・我輩今から最大火力の炎を吹きたいと思いまーす」

 

3人「え?」

 

クッパ「5! 4! 3!」

 

トム「さてと」

 

デデデ「そろそろ立つか」

 

明治「明治さん次の駅で降りるからね」

 

クッパ「我輩の上に座るなーーーーーー!」

 

3人「すいませんでしたーーーーー!」

 

明治とは、元号の明治が擬人化した存在である

性別は女性だ

 

デデデ「今更明治さんの説明かよ!」

 

クッパ「はぁ・・・ まさかいきなり上に乗ってくるとはな」

 

クッパはがっちりしてるからね

乗っても大丈夫でしょって思ったのだろう

 

クッパ「何が大丈夫なのだ!」

 

私に聞かれても困る

 

デデデ「次はー プププランドー」

 

アナウンスが聞こえてきた

どうやらこの電車の車掌はデデデだったようだ

 

クッパ「車掌が我輩の上に座るなってんだ」

 

デデデ「おっしゃる通りですー」

 

クッパ「なんで我輩の声が聞こえてるのだ!」

 

デデデ「次 停まります」

 

バスかよ

そうして電車はプププランドに止まった

 

レミリア「今日も散々だったわ」

 

フラン「お姉様今日だけで何回死にかけたことか」

 

レミリア「40割死にかけた原因あなただけどね」

 

吸血鬼姉妹が乗車

 

デデデ「ドアが閉まります」

 

そして電車は再び発信した

 

クッパ「(我輩の目的地は終点だったな)」

クッパ「(終点はかなり遠いぞ!)」

クッパ「(2時間ぐらいかかるからな)」

 

実際は40分である

 

フラン「あー 喉乾いた」

 

レミリア「我慢しなさい」

 

フラン「お姉様 オレンジジュースって持ってない?」

 

レミリア「我慢しなさい」

 

クッパ「(この姉妹はよく喋るなー)」

 

デデデ「次はー ハイラル駅ー」

 

次の駅に電車が停車した

 

デデデ「お足元にご注意ください」

 

そして電車のドアが開いた

 

ワースト「・・・」

 

フラン「よいしょっと」

フランはワーストの血を吸った

 

ワースト「がはっ!」

 

レミリア「ちょっ! フラン!」

 

フラン「吸った 我慢できないから」

 

レミリア「倒置法で話すのやめなさい!」

 

レミリアはフランを追い回しているがすばしっこいためなかなか捕まえることができない

なのでレミリアはワーストの血を吸った

 

ワースト「があああああ!」

 

フラン「邪魔!」

 

ワースト「おい! 何殴ってやがるんだ!」

 

フラン「殴った方も痛いんだよ!」

 

ワースト「殴られた方が痛いんだよ!」

 

レミリア「こらーーー! フラン!」

レミリア「まちなさーーーーーーーい!」

 

クッパ「うるさいんだよーーーーーーーーーーー!」

 

あっ、クッパが泣いちゃった

そして炎を吹いて暴れている

 

ワースト「くそがーーーーーーーーーーー!」

 

デデデ「何事だ! 落ち着け! 落ち着けーーーー!」

 

クッパ「・・・」

 

ワーストとフランとレミリアはデデデに連れて行かれた

クッパは泣いたせいで猿人類のような声しか出せなかったので釈放された

 

デデデ「次はー 終点スノーフルー」

 

クッパ「・・・終点だ」

クッパは鼻を啜りながら電車を降りた

 

クッパ「我輩こんな調子でやっていけるのかな・・・」

クッパ「いや・・・ やっていくぞ!」

 

クッパ「やってみせる!」

クッパ「我輩はクッパ大魔王だぞ!」

 

クッパ「こんなところで挫けないぞーーー!」

クッパは走り出した

 

クッパ「あっ」

こけた

 

クッパ「・・・泣かないぞ!」

クッパ 強くなったね

 

・・・この展開が許されるのはコットンだけだと思うのですが

 

クッパ「続くぞ!」