青鬼「・・・やることがない」
確かにその顔見ればわかるわ
こいつ暇してんだなってわかるけどさ。 なんで青鬼は両手両足を縛られてるんですかね
メリーさん「青鬼はいつ人を襲って食べるかわからないの。 だから私が責任を持って育ててるの」
ああメリーさん。 ってことはここはメリーさんのおうちみたいだ
怪異が怪異を育てるという謎のシチュエーションなわけですが、青鬼はこの状況をどうやって切り抜けるのでしょうか
青鬼「zzz」
おい寝たぞこいつ。 この家から脱出しようという気はもう失せたか?
メリーさん「ナレーターもこいつと同じ立場になってみればわかるの。 ここから逃げ出すのは不可能だってことに」
何? ここアルカトラズなの?
メリーさん「・・・ちょっとトイレに行ってくるの」
そうしてメリーさんが席を外した隙をついた青鬼は、彼女のスマートフォンをいじり出した
青鬼「こういう時に情報を収集しなければ・・・ 少しでも脱出の手掛かりになるようなものは・・・」
まだ脱出諦めてねえじゃん
青鬼「・・・なんだこれ? 鬼から電話?」
青鬼はメリーさんのスマホに入っているアプリを起動した
青鬼「なるほどな・・・ 言うことを聞かない悪い子を躾けるためのアプリってわけか。 言うことを聞かない時にかける赤鬼の電話。 勉強しない時にかける赤鬼の電話。 ご飯を食べないときにかける赤鬼のってこいつレギュラーなのかよ!」
他にも、YouTubeを見続ける時にかける魔女の電話とか・・・
お風呂に入らない時にかける狼男の電話とかあるみたいだね。 このアプリは実在していますので、気になる人はApp Storeでインストールしてみては?
青鬼「・・・よし。 決めた!!」
メリーさん「・・・何を決めたの?」
青鬼「俺! この鬼から電話に出演する! コラボって形じゃなくて公式参戦してやる!!」
メリーさん「それはすごいことなの。 ただ、人のスマホを勝手にいじる極悪人にかける電話はないから、私が直接制裁を加えてやるの」
青鬼「え? いやこれは違くて!! あのすいません!! どうか! どうか命だけはーーーーー!!!」
青鬼はメリーさんにボコボコにされましたとさ
数日後・・・
青鬼「よし・・・ 審査が通った・・・」
マジかよ
というか、青鬼って数年前に期間限定のコラボとして登場してたよね?
青鬼「だから今年は満を辞して正式な形で登場させてもらおうと考えてるんだよ」
まあ・・・ 赤鬼がいるのなら青鬼がいてもおかしくないか
青鬼「よし。 まずはジャンルを考えるところからだな」
あれとかどう? 夜遅くまで起きている時にかける電話とか
青鬼「そんなありきたりなのじゃダメな気がする・・・ もっと傷跡を残さなければ・・・」
子供向けのアプリなんだからありきたりでよくね?
それと傷跡じゃなくて爪痕な?
青鬼「・・・よし。 ジャンルは決まったぞ!」
ほんとに? どんな子にかける電話にするの?
青鬼「横断歩道を渡る時に車と譲り合いをしたけど結局自分が先に横断歩道をスキップして渡った子にかける電話だ!」
状況が具体的すぎるし、そもそも悪事ではないだろ
青鬼「何を言ってるんだ! 譲り合いによって双方の限りある人生の時間を無駄にしてるんだぞ! 極悪人ではないか!」
誰だよ こいつに浪費は悪って思考植えつけたの
青鬼「とまあ、今のは冗談として」
本当に冗談で良かったと思うよ
青鬼「単純に友達と喧嘩して謝らない子とかで行ってみるか」
なんかもうすでにありそうなジャンルだけど、まあ頑張れー
青鬼「あっ、スタッフさん。 収録現場ってどちらに・・・」
そうして青鬼は通話の録音を済ませたのだが、いきなり採用というわけにはいかなかったみたいだ
青鬼「そこまでとんとん拍子で行くわけないよな・・・ まあ実装するかは俺の身の回りの人に聞かせてからってことになるのかもな」
と、青鬼がのんびりしていると、メリーさんのおうちの固定電話が鳴り出した
青鬼「・・・あ? 誰だ? 今はちょうどメリーもいないし、代わりに出てみるか」
\ガチャッ/
貞子「よお青鬼。 貞子様だけれども」
青鬼「あれ? 貞子が俺に何か用か?」
貞子「いやなぁ・・・ どうやらてめえ、メリーのいうことを聞かねえみたいだな」
電話口の相手は貞子であり、多分青鬼に説教するつもりなのだろう
青鬼「・・・え?」
貞子「偉大なる貞子様はてめえのことならなんでも知ってんだよ! 例えばなんだ? 午後の紅茶を深夜2時に飲んだり、トイレした後に手を洗わなかったり? しまいにはだな。 あの鬼から電話とかいうアプリに出演するつもりだってなぁ?」
貞子「てめえ、それはメリーの許可は取ったのか? 取ってねえよなぁ!!!!!!!!」
やばい これ貞子から電話ってアプリ作れるかもしれんな
青鬼「もろパクリで即BANだろ!!」
貞子「うるせえ!!! 本当はこの貞子様も忙しくて仕方ねえんだがなぁ!! メリーの野郎にありったけの日本酒を積まれたから仕方なくやってんだ!!」
買収されたのな
貞子「そっちに向かうからな、首を洗って待っとけよ!!!!」
そうして乱暴に電話は切れた
なお、この2分後に貞子がやってきたらしく、青鬼は手も足も出ずにとことんギタギタにされたそうです
青鬼「俺が何をしたっていうんだーーーーー!!!!」
えー ここからは実際に子供らの反応を見ていきましょうか
コットン「キャッキャ! パッコロリンおもしろーーい!」
コットンは夜遅くまでYouTubeを見ているみたいだ
ボトム「コットン!! いい加減寝なさい!!」
コットン「やだ! コットン寝ないもん! それもこれも面白いパッコロリンが悪いんだもん!」
言っちゃ失礼かもしれんが、パッころりんだけでそんな大爆笑するやついる?
いたらすみません
ボトム「仕方ない・・・ ちょっとあれ、試してみようかな」
ボトムはスマホの音量をデカくした上で数日前に録音された青鬼の電話(サンプル)を再生した
コットン「?」
お姉ちゃんが突然電話をかけたのでコットンも頭にハテナマークを浮かべている
青鬼「もしもし? お前、美味そうだな」
ボトム「ああはい。 その件につきましてはどうも・・・」
会話が成り立ってないのは青鬼のミスということで
青鬼「お宅のお子さん。 まだ寝ないのか・・・ そいつはちょうどいいな」
ボトム「はい。 青鬼さん、なんとかしちゃってください」
青鬼「なら俺がそいつを食べに行ってやろう!」
コットン「!」
コットンはびっくりした
青鬼「どうせなら今から食べに行くお子さんに電話を代わってはくれないか? 遺言ってやつを聞いとかないとなぁ?」
ボトム「コットン。 青鬼がお話ししたいってさ」
そうしてお布団の中でぶるぶる震えているコットンにスマホを渡すボトム
青鬼「聞こえるか? 俺は今からお前を食べに行くぞーー! こんなに遅い時間だと寝ている奴がほとんどでなー・・・」
青鬼「俺は起きている子供しか食べないんだよ! だから俺がそっちに行くまで寝ずに待っていてくれよな」
そうして電話は切れたのだった
ボトム「さ、コットン。 もう私はあんたが起きていても何も言わないから」
コットン「ねーーーるーーーー!!! 寝る寝る寝る寝る寝る寝る寝る寝る寝る寝る寝る寝るーーーーーーーーー!!!」
コットンは半泣きになりながら、眠りについたとさ
ってことで、鬼から電話のアプリスタッフさん
・・・勝手にネタを作って申し訳ございませんでした