中島みゆきコンサート「歌会 VOL.1」 | 今が好き 〜気ままにメモランダム〜

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好きな気持ちを大切にしていたい。

5月最終日の昨日、会社を休んで中島みゆきさまのコンサートに行ってきた。


4年前のコンサートはなかなか抽選に当たらなくて、でもまだチャンスはある!と望みは捨てずにいたのにコロナでツアー中止。


今回のツアーも最初は外れて、ああもうどうせ行けないんだ、とヤサグレつつやけっぱち気分で申し込んだらまさかの千秋楽に当選。

席は2階の遠く遠くだっだけど、ぜいたくを言ったらバチが当たる。行けるだけで奇跡だもの!!





定刻きっちり18:30にコンサートスタート。

ギター下げたみゆきさんが入ってきて「はじめまして」を歌い始めたらもう、いま生でみゆきさんを見ているという現実が嬉しすぎるのと、なにやら言葉にできない思いがたくさん込み上げてきて涙腺が緩んでしまった。

「はじめまして」はとくに好きな曲だしさー。

ギター弾きながらってのがカッコよくてたまらん。



お便りコーナーっつう会場にきたお客さんが書いたメッセージを読むコーナーがまた良くて。

みゆきさんの読み方ってめちゃくちゃあたたかいのよ。

私がみゆきさんを好きになったときはすでにオールナイトニッポンは終わってて、フル金とお時間拝借をずっと聞いてた。リスナーからのお便りを読むときのみゆきさんの心のこもった声とかコメントが大好きで、ラジオもほんっとによく聞いてたよなーなんてことも思い出した。


私、夜会は初期のころしか見てないのと、この数年は新曲を追ってないのとで、初めて聴く曲もあった。でも不思議とみゆきさんのメロディーと言葉って胸にスッと入ってきた。


最近の曲で私もわかる好きな曲は「慕情」。

ドラマやすらぎの郷の曲。

私はドラマみてなかったけど。


常々私は中島みゆきは人間じゃなくて人間の形をかりた神様なんじゃないかと思ってて。

まあ、みゆきファンってそう思ってる人多いと思うけど。


私の中の冷静な私が、誰かのことをそういうふうに過剰に神格化するのは危険なんじゃない?とささやいたりもする。

でもコンサートなんか見てるとやっぱり中島みゆきは神だと思ってしまう。私にとっての神じゃなく、人類にとっての神。



セトリの中では、個人的にはやっぱり若い頃にめちゃくちゃ聞き込んでいた曲がかかるとぐっと来てしまう。今回で言えば「はじめまして」、「ひまわり“SUNWARD‘’」「野ウサギのように」。



アンコール、真紅の衣装をひらひらさせながら「野ウサギのように」を歌うみゆきさんを見ていたら、やっぱりパンフレット買う!って心が固まった。

いやコンサートパンフが4,000円でさ、欲しいけど高いから買えないよなあ、あきらめよって思ってたんだ。

アルバム「グッバイガール」が大好きだった私にはそれくらい「野ウサギのように」はインパクトがあった。


野ウサギポーズでお茶目に締めくくり、客席に背を向けたみゆきさんが「地上の星」のイントロに合わせてゆっくり両手を空にあげた瞬間、野ウサギから女神に変貌した。この人やっぱり神様なんだと思った。




中島みゆきのコンサートに行くのはこれで最後かもしれないという覚悟で行ったんだけど、「いつかまたどこかで元気でお会いしましょう」というみゆきさんの言葉を聞いたら、元気でいなくちゃ!と前向きな気持ちになった。


一瞬先もわからない人生の中で私は何度も何度もみゆきさんの言葉に励まされてきた。私にとってみゆきさんの曲は、暗黒の十代にゆくてを照らしてくれる存在だったし、これからもきっとそうなのだろう、そんなことを思いながら昨日は眠りについた。


パンフレットはもったいなくてまだ開封してない、笑。