奇跡に感謝しながら書くブログ -20ページ目

奇跡に感謝しながら書くブログ

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「何をさっきから笑っているの?」
「いや、、嬉しくて。」
「何が?」
「何が?って、、、こうしていられることが。」

そう。今日はクリスマスイブ。
街中が華やぐ一日。

二週間前までは男友達に断られ
家でゲームしようと思っていた24歳の男が
恋人ばかりがいるレストランで
好きな子と向かい合わせに座っていて
笑わずにいられるのだろうか。
幸せ過ぎて思わず笑みがこぼれてしまう。

美雪ちゃんさんは嬉しそうに赤くなって下を向いた。
まるで高校生、いや下手したら中学生のカップルみたいだ。
それでも、良いと思う。
ゆっくり進めば良い。

人にはそれぞれのペースがある。
過去はもう変えられない。
悔いても生まれてくるものはない。
24歳でも恋愛に関しては中学生。
悪くない。

友達に色々言われるかもしれない。
それでも良い。
美雪ちゃんさんをたくさん自慢してやる。

「何を笑っているの?」

、、、、、、、、、、

けたたましく鳴り響く、目覚まし時計に手を伸ばす。
ずいぶん長く寝ていたみたいだ。
TVを付ける。
寝ぼけまなこで見ていたが、次の瞬間
心臓が飛び出るくらい驚いた!

日付が12月10日になっていた。
「12月10日???」
え?
夕べの美雪ちゃんさんとのデートは?
え?えーーーーー???夢?

嘘だろう?
あんなにリアルな夢があるのか?

そしてビックリしたことがもう一つ。

外を見たら雪が降っていた。
とても美しい雪が。

星に願いを掛けて、叶えてくれた。
夢の中で。
素敵な人とクリスマスを過ごせた。

「よし!」
予知夢かもしれない。
会社で市川さんに声を掛けられるかもしれない。
飲み会に誘われるかもしれない。

もういじけるのはやめよう。

未来は自分で作るんだ。

雪が降る街にぼくはいつもの何倍も
ハイテンションで飛び出した。

思いっきり笑って。

Fin

「じゃあ、杉原君、また明日。」
市川さんがえっちゃんさんと立ったまま
僕に手を振った。

「ちゃんと美雪を送ってってよ。」
えっちゃんさんの言葉が続く。

否が応でも美雪ちゃんさんと一緒に歩かなくては
いけない羽目になってしまった。
それはもちろん、とても嬉しいことだけど
例えるなら、サッカーの試合に一回も出た事がないのに
大事なPKを任せられてしまった位の
段階の飛び越しで。

正直、僕は戸惑いまくっていた。
酔いは完全に引いていて
それでも現実に、今、歩いているという感覚がなく
何か話さなきゃ、何か伝えなきゃって
スーパーコンピューターみたいに頭の中を
フル回転させていた。

そして、、出した答えは、、、
何もなく、、
無言。
よくないと分かっていながら、無言。
早く時間の過ぎるのを待つ。
駅までの道が果てなく思える。

きっと早足。
そして猫背。
傍から見ると、犯罪者。
無我夢中で歩いていた。

「、、、」
何か聞こえた。
「、、、、?」
何か。
ふと立ち止まる。
後ろを振り返ると
美雪ちゃんさんが息を切らしていた。

「、、わくですか?」
「え?」
聞き返す。
「迷惑ですか?」
はっきりと聞こえた。

「え?迷惑?」
宇宙人のような発音だったかもしれない。
「はい。私とこうして歩いていて。
 なんか、、ハァ、無言で逃げるみたいなんで。」
やっぱり。そう見られていた。

「いや、迷惑だなんて、とんでもない。
 え、、、っと。ほら、僕、いわゆる草食系ってやつで。」
なんだ、それ。
そうなのか?僕は草食系なのか?
しかもそれは言い訳に値するのか?

「あ、、、ごめんなさい。草食系の人ってよく分からなかったので。
 でも、、戸惑ってますよね?
 さっきいたえっちゃん、強引なんで。
 杉原さん、引いてましたし。」

「そんなこと、、あるね。」
美雪ちゃんさんがクスっと笑った。
やっぱり可愛いな。

「でも、」
「無理しないで良いです。
 私、今まで男の人と付き合った事なくて、、、
 で、遊んでない、むしろ女の人と付き合ったことない人が良いなって。
 えっちゃんに話して。」

ハハハ、そういう事か。
謎が解けた。
市川さんに声を掛けられた時に、誘われた時に
罰ゲームや、からかいかな?なんて思っていたけど。
良かった。ちゃんとした理由があって。
そして良かった。今まで誰とも付き合ったことがなくて。

「ごめんなさい。巻き込んじゃって。
 杉原さん、優しそうだから、良いなって思ったけど。
 失礼ですよね。ごめんなさい。」
美雪ちゃんさんが申し訳なさそうな顔をして
僕の横を通り過ぎる。

その瞬間、僕のスーパーコンピューターは爆走した。
PCにバグはつき物。

僕の右手は彼女の右手をつかんでいた。

??の話

TVを見ていたら「平成の中島みゆき」というキャッチフレーズ?がついた
女性歌手がいた。

え?
何、「平成の」って?
中島みゆきは普通に生きているし、バリバリ現役なんだけど。

それと似た言葉で
ポスト~ってあるけど、あれもよく分からない。

ポスト芦田愛菜とか、もう滅茶苦茶。

なった人も喜ばないだろうし。

結局、こういう表現する人って適当なんだと思う。
広告のセンスが皆無って。

その人自身を商品としてというか、尊敬していないんだろうな。
やっぱり。

人を大切にして欲しいものです。