もう、思考ボタンを停止しました。
考えると、止まる。
それを繰り返して、不完全燃焼を繰り返してきました。
だからもう、考えることを、阻みます。
試行錯誤して生み出してきたもの、たくさんありました。
色んなものに、命を吹き込んできました。
でも、いつの間にか、自分も、彼らも、奥にしまって。
それは、あなたが一番よく知っているでしょう。
そんなのもう、たくさん。
なんだろう、この妙な「お約束」「鉄板」。
冷静になって初めて、ずーーーっと燃え続けていた炎が
あなたを赤く照らし出したのです。
「そもそも、何がしたかったの?」
いやいや、
何がしたいか、そんなこと考えて始めたんじゃなかったでしょう。
勝手に、気づいたら、目の前に生み出してた。
「上手だね。」って言われたり、
「こんなこともやってみれば」なんて言われて
言われるままに喜ばせた。
でも、誰かや何かに認めて貰いたいなんて、
思ってなかったでしょ?
誰も見てないところでも、誰の役に立たなくても、
そんなの気にせず楽しんでいる。輝いている。
あなた自身、そんなものに惹かれてきたでしょう。
こんな大人居る?って寅さんみたいに
好きなように、どこ吹く風で旅をして、
野に咲く花の様に健気で、でもどこか図太くて。
あなたの生み出す全てが、
「おかしみ」「愛おしさ」「あたたかさ」を内包して
「幸せ」を、表現しているんです。
行儀よく、聞き分け良く、
誰かが望むイイ子、期待に応えるキャラクター、
そんなのもう、
トカゲのしっぽみたいに切り離してしまえばいいのです。
嫌味な紳士、厳格な父親さえ、
ちょっとした遊び心で笑顔に変えちゃうくらい、
あなたの奥には「あったかいユニーク」が
沸々とあるのです。
あなたが、誰かを笑顔にするように、
あなたが、何かに命を与えるように、
自分にももっと、喜びを命じるのです。
不遇とか、下積みとか、
そんな時代はもう、十分です。
もう、いい加減味わった、
散々やった、それを自分でも感じているでしょう。
苦汁は、芳醇なワインやジュースに変わりました。
あなたを表舞台に上げたくてウズウズしてた私達も、
やっと開き直ったあなたに、ブラボーの声で祝杯を上げています。
誰かの邪魔にならぬよう、誰かを阻まぬよう、
ずっと蓋をしてきた才能が、やっと、風にのって匂い立つのです。
さあ、ここからはもう、「御褒美タイム」です。
これまで何度も巡ってきかけたのに、自分で逃してきた
甘い汁を、存分に味わってください。
あなたさえ許可すれば、あなたに与えたいものがたくさんあるのです。
「身に余るシアワセ」「分不相応」そんな言葉も、
もう切り離したのです。
あなたがずっと居たい場所で
あなたが着たい服を着て、
あなたが飲みたいものを飲みながら、
優雅に、創作してください。
あなたが創ったものたちが、どんどんあなたに
豊かさを運んできます。
「こんなことが夢だった」を、今すぐ、やってください。
夢のまま取っておかずに、味わってください。
あなたはもう、誰かに遠慮して出番を待つ必要などないのです。
誰が何の係をやりたいか、出揃うのを待って、
「これがやりたかったんだ」なんて皆を喜ばせません。
誰より先に、何よりやりたいものを選べばいいのです。
美味しいところを、さらってみてください。
あなたが決めてください。
あなたがかつて生み出した様々なものに、
再び命を吹き込むように、
あなたが蓋をしてきたたくさんの想いを、
空にかき鳴らして、響かせて、
あなたが隠してきたたくさんの才能を、
適材適所に配置してください。
あなたの合図を、待っているのです。
分別のある、常識的な判断なんて望んでないのです。
わがままに、やりたいことだけ指示してください。
何番目かのやりたいことで、ごまかさないで。
やりたくないことは、しないで、
ひとりで泣くのも、自分だけでクスっと笑うのも、おしまい。
人前で自己主張して、大勢を巻き込んで。
子供のままで飲み込んだ、傷み、悲しみ、苦しみを、
大人のあなたが、おかしみ、喜びに昇華させてくれたことに、
感謝します。
あなたは、「代表」。忘れないで。
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ーLove letter from 彼方ー
ー
こんにちは。