宮部みゆき著

久々に宮部みゆきの現代小説(?)を読んだかな

どうも続編みたいな感じ

「そういえばどこかで出てきたなこの主人公」って

初めての人でもしっかりと楽しめるし、

前の小説を読んだ人も楽しめる(前の小説を読んだ人にだけわかるような過去のこととか書いてあったし)

現代の日常に潜む表に出てこない毒を描いています

虚言癖でトラブルメーカーの女性

ハウスシック症候群

世の中って本当に信頼とか常識ってやつで危うく成り立っているもんなんだなぁ

としみじみ思いました
以前耐震強度の偽装問題が出ましたが

考えたら

今自分が住んでいる家が安全だ、ってどうやって自分は納得しているんだろう?

とか

人の心って見えないのに何で信用できるんだろう?

(これはちょっと行き過ぎか)

とか

会社の履歴書ってそういえば本当かどうか確認する方法がないのでは?

とか

よく平和に暮らしているなぁ

それ自体が奇跡に近いのでは?

と思う
色々感じるところあり

なかなか考えさせられる小説だった

人間の心が一番毒を持っている

この小説での救いは中の登場人物(特に若い世代)が最後は明るかったことかな
あまり表面化しなくて良く知られていない(名前もない)が毒性を持っている

「名もなき毒」

言い得て妙だ

名もなき毒
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株式会社 ビーケーワン