大沢在昌著

昔の仕事・交友関係を拒絶し、勝浦で静かに暮らす主人公の前に
一人の女性が現れる
その女性が現れてから

近所の屋敷で放火事件が発生する
そこから逃げてきたという女性を保護し
数日間暮らすのだが、
ある日、突然女性がいなくなってしまう

主人公は、女性を助けるために勝浦を出る・・・


最初の方は釣りについての描写が事細かにされており

執筆した時には、釣りにでもはまっていたのかな?

と感じる程の入れ込みよう
話自体は面白くて

釣りのところを除けば文章も内容も読みやすいのだが、

上下巻の分量なのに物足りない感がある


この著者の小説は好きなのだが(ハードボイルドと呼ばれるものが多い)

ちょっと主人公の魅力が描ききれていない部分と

現代の風潮には合わない、という点から

物足りなさを感じる

そろそろハードボイルド小説に厳しい時代が来たのかも・・・

大沢 在昌
秋に墓標を〈上〉
大沢 在昌
秋に墓標を〈下〉