結婚するかキャリアをとるか | 燃える闘魂ママ@アメリカ〜40で妊娠.出産。三兄弟と格闘中

燃える闘魂ママ@アメリカ〜40で妊娠.出産。三兄弟と格闘中

2006年10月14日の出会い→サンディエゴ→NC州ジャクソンビル、2018年7月に念願のサンディエゴの自宅に戻り、蘭は40で三男を出産。11歳、9歳、2歳の息子たち、ジャーマンシェパードのリリー、そして相変わらず鬱陶しさ1000%のマシューと共に毎日奮闘中。

今日読んでいたフリーペーパーに、婚活のことが書いてありました。婚活では、キャリア志向で育ってきた女性と、三低(①出産のリスクが低い女性=年齢?? ②低依存(買い物、ギャンブル、親など) ③低姿勢(謙虚でつつましい))の女性を望む男性との間で、要求のミスマッチが起こっているとか。興味深くて、いろんなことを考えました。


私もついこの間まで大企業の総合職で働いていたので、「キャリア志向」の女性をたくさん見てきました。


老若男女問わず、「仕事が忙しい、忙しいっていっている奴に限って、仕事ができない」 というのは、誰かがいっていたのか、それとも私が感じたことなのか忘れてしまったんですが、これは実にそうだと思います。


本当に出来る人は、時間の使い方がうまい人で、どんなに仕事がいそがしくても、愚痴なんていわず、別のことにもちゃんと忙しくしているもので、もし自分が仕事ですり減らされているって感じていたら、それは自分が選んだことだとまず認識しないといけない。


責任感を通り越して、「あたしがやんなきゃ」と、人にふっていい仕事を自分で全部やろうとする人。そして、「忙しいあたし」に酔っている。こういう女性がいると、まわりはすごーくしらけます。


そんな「仕事に忙しい日々」を送り、大して家事もせず、いつのまにかいいお年。いくつからがいいお年かは、その人の意識次第。


ある年齢を迎えて、「いいの、このまま死ぬまで仕事に生きるわ」 という女性はほんの少数。


あせるとまではいかなくても、「私、このままでいいのかしら」と思い始め・・・


ここで2パターンに分かれます。


①キャリアを積んできたアタクシに似合う男性は、このくらいのレベルじゃないと、と常に上から目線で男性を見る



②結婚はできなくても、愛し愛される男性に出会いたい



①の場合、「アタクシに似合う男性はこんな人」と考えるのだろうけれど、「医者」とか「パイロット」とか「社長」とかの肩書きで、簡単にだまされる可能性も高い。「医者と付き合うアタクシ」と本人は得意げだけど、他人からは医者はあんたじゃないでしょ? とひややか~な目で見られている。


②の場合、大概仕事にも日々の生活にも不安があったり、満たされない日々を送っている。愛し愛されれば、幸せな日々がやってくる・・・と信じて、やみくもに男性と知り合ってみたりする・・・けれど、期待はずれっていうパターンをくりかえしている。


私は、マシューと出会う前まで、まさに②のパターン。結婚にはあまり積極的ではないけれど、とにかく愛し愛される彼氏がほしかったです。仕事にも不満があったし、一人暮らししてさびしい上に、生活もきつかった。


こういうときって、あんまりいい男性に出会えません。


なぜなら、幸せを「クレクレ」と相手に要求しているだけだから。


男性だって、結婚して幸せになりたい。大概、一生懸命考えた末、彼女とだったら幸せになれるだろう、と思うからプロポーズする。(ノリや責任感、その他の理由でプロポーズする人もいるけれど)


結婚を考えるとき、彼女はどうやって僕を幸せにしてくれるんだろう? と思う。


本人がハッピーじゃなかったら、相手を幸せな気持ちにすることなんてできやしない。幸せクレクレ女は、プロポーズする相手じゃない。


幸せな結婚をしたいのなら、自分からも相手からも肩書きやキャリア、その他もろもろの鎧兜をいったん取り払い、自分が幸せな気持ちにすることは何なのか、自分が相手を幸せにできることは何なのか、相手のどんなところが自分を幸せな気持ちにさせるのか、よく考えることが大事。


いまの民主党党首の奥さんが、「主人はお皿洗ってくれます」といっていたけれど、こんな小さい心遣いが、妻が幸せを感じられるんです。


よく考えた上で、仕事を通じてこそ自分が幸せになれる、仕事で相手を幸せな気持ちにさせられる、と気づけば、堂々とキャリアの道を突き進めばいいと思う。


結婚すること、子供をもつことが、自分の幸せと合致するかどうかは、その人次第。他人がとやかく言うことではないし、決して他の人と比べちゃいけない。自分が親だったら、子供に無理強いすることなんてしないほうがいいと思います。(こういうことが公に言える時代に生まれて、本当にラッキーです)



にしても、よく私が結婚できて、専業主婦になって、もうすぐ子どもができるなんて、不思議で仕方ありません。独身時代は専業主婦なんてお気楽ね、なんて思っていたけれど、実際に経験して、ぜんぜんお気楽じゃありません(笑) 


しかし、結婚前に、仕事を8年経験して良かったと思うのは、夫のつらさやストレスがわかることです。かけていい言葉、かけないほうがいい言葉が選べます。


どんな状況でも、私のモットーは変わらなくて、「仕事でも趣味でも家事でも何でも、回数こなせば楽しくなる」 習うより慣れろ。です。私ができる、家族や他の人を幸せにできることはまだまだ少ないけれど、どんどん回数をこなして、幅を広げていきたいです。