
『本園・ワニ園』とは、道路を挟んだ向かい側にあるエリアです

このエリア最大の見所は、こちらの水槽にいる生き物


世界唯一の展示とも言える生き物が、この水槽にはいるのです

この子です


アマゾンマナティー



「呼んだ?」
「呼んだ、呼んだ
」
アマゾンマナティーは、現地の観光用ホテルで飼育をしようとされたり、食用としての密猟で個体数が減少し、絶滅が心配されている種。
もちろん、捕獲は法律で禁止されていますが。
棲息域であるアマゾン周辺以外で飼育されているのは、世界中でこの熱川バナナワニ園にいる1頭のみ

公式発表では他に、コロンビアとブラジルに1頭づつ飼育されているとの事ですが、それに関する詳細は不明

私が知っている情報では、アメリカのダラスワールドアクアリウムなどが出資支援している
ブラジルの【アマゾン・レスキューセンター】と
ベレン市の【国立エミリオ・ゲルジ博物館】
に、保護された個体がいるはず。
これらの施設では、野生から保護した個体を飼育・治療などをした後に自然回帰事業を行っているようです

これらはたぶん1頭づつしかいないって事はないだろうから、公式発表にある「飼育されている個体」には含まれていないみたい。
つまり、野生に返す事を前提とした飼育とは別で、2頭がどこかの動物園か水族館にいるって事なんだと思います。
熱川バナナワニ園にいる個体は、1969年4月12日から飼育されている♂で推定年齢は47才。

マナティの寿命は書籍によって微妙に違っていて、40年程度と書いてあるのもあれば60年以上と書いてあるのもあるので実際はよくわからないのですが…どちらにしても、もうかなりよいお歳です

今の所、体長は230センチ、体重は約300キロとの事。
正式な名前は付いていないようなのですが、『ボク』という愛称で呼ばれているみたいです。
アマゾンマナティーは、以前は【よみうりランド海水水族館(閉館)】に♂の『チビ』とメスの『マミー』の2頭が1969年7月11日から飼育された記録があって、マミーの方は閉館後の2002年10月6日まで生きていたようです。
熱川もよみうりランドも、搬入された年が同じ1969年なので、捕獲された時や場所もおそらく同じ頃なんじゃないかなと思います。
さて、ボク。
普段は水底に沈んでいる事が多くて、呼吸する時しかほとんど見れないような状態なのですが、食事の時には比較的によく泳いでいます

この日は餌にレタスを与えていて、固い場所は取り除いて与えていました



水槽が屋外にある関係上、アクリルへの光の反射も激しいので、この子のよい写真を撮りたいならしばらく観察する必要があるかも

今後、日本どころか他の国にも新しく入る可能性はほぼないような非常に貴重な動物です


水槽の前には座るスペースもあるので、ぜひのんびり眺めてみて下さい

