
3種と言っておきながら、まさかまさかの4つ目

餌を入れておく
『腰バケツ』
これは、ただのバケツではなく「腰バケツ」というのが重要


バケツも水族館によって様々で、ここのような腰バケツを使っている所もあれば、ショー用にアルミのバケツを使う所、通常と何ら変わりのない普通の青いバケツをそのまま使う所など様々。
この水族館が腰バケツを使用しているのは、様々な理由があります。
まず、ショー中に非常に動きやすい事。
ステージ上だけではなく、観客席側に移動する場合でも、そのまま手ぶらで動けます

様々な物を持って移動する事だって可能です。

特に、一人で2頭など複数の個体を扱う際には、両手を使って素早く餌を与える事が出来ます。
万が一、途中で餌がなくなった場合でも餌の補充(バケツの交換)が素早く行えるという利点もあります。
そして隠れた理由は、餌を与えるタイミングを変える事が出来るという事。
普通のバケツだと、トレーナーが毎回しゃがんで餌を取り与えます。
これを繰り返すと、イルカはトレーナーの動きだけで餌のタイミングを理解するようになります。
しかし、腰にバケツを付けて動きが自由になるという事は、餌を与えるタイミングや仕種を微妙に変える事が出来るので、イルカ達への良い刺激にもなるんだそうです。
(毎回しゃがむ必要はなく、手の動きだけで与える事が出来るので)

オペラント条件付け(イルカの行動や習性から、トレーニングする事で正しい動作へと導く事。簡単に言えば、トレーニング)をする上で、イルカ達は失敗ばかりしていても集中力が無くなりますし、例え正解でも同じ事ばかり繰り返すと飽きてしまうんですね。
集中力を持続させる為にも、たまに違った刺激を与える必要性があるんです

例えばこれは犬でも同じ事が言えて、毎日ひたすら同じトレーニングをしていたら飽きてしまうし、トレーニングをする時間も長いと集中力が切れてしまうんです。
そーいった意味で、ただ餌を与えるにしても、微妙な刺激を与えようという意味合いがあるんですね

刺激を与える為の認識テストを兼ねたトレーニング

これまた、非常に奥が深い
