売上を上げたければ、売上を上げようとしないこと | 七人の経営会議 サポートブログ

売上を上げたければ、売上を上げようとしないこと


こんにちは!代表の小川 です。

いま、お読みいただいているこのブログ、
「サポートブログ」の更新頻度が、

毎週一回(木曜日)から
毎月一回第二木曜日)へ変更になって、2回目を迎えました。

前回のブログでお伝えしたように

事業経営者として、いま、もっとも欲しているものはなにか?

というアンケートをとりました。

その結果をレポートします。

経営者の個性に引っぱられて、もう少しばらけるかと思いましたが、
集約できる回答が多かったです。

有効回答数9名ですが(笑

おもに上京した際に、ヒアリングしました。

尚、集計にあたっては、
経営者のパーソナルな野望やら欲望やら
個人の夢にちかいものは除きました。

それでは、第3位からの発表、発表。

第3位!
自分の右腕(あるいは頼りになる人材)

絵に描いたように3位にランクインです。

これは絶対ランクインするだろうな、
そう思っていたら、案の定でした。

私自身は、
経営者の右腕なんて、ネコといっしょで

「呼べば呼ぶほど逃げていく」
偶像にちかいものだとおもっています。

ま、こういったお話は、あらためて仕切り直すとして
さて、第2位!

お金

運転資金のためのお金という意味と、
「お金さえあれば、こんなこともあんなことも・・・・」
いわゆる軍資金という意味のお金と、
双方の意味を集約して、第2位となりました。

経営は、現金にはじまり、現金に終わる

とは、小山昇さんの決め台詞ですが、

経営する上で、
片時も目を離してはならない計器のような存在
であることはたしかです。

さて、晴れて第1位に輝いたのは・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・
(拍子抜けしないでくださいよ)

売上

でした。

「顧客数をふやしたい」とか
「あらたな拠点をつくりたい」とか、
「M&Aに取り組みたい」とか、

そういったことも含め、堂々の第1位。

その根底には、近年、満足な売上を上げられていないので、
少しでも補いたいという
切実な願望が見え隠れしていました。

こんなユニークな回答もありました。

今年8月、最高益をはじき出した社長のコメント。

リーマンショックの前から仕込んでいたことが、
ここへきて、ようやく実を結んできた。
当時からかけてきた時間、お金、手間をおもえば
いまの収益は少なすぎる。まだまだ、だと。

この粘りと用意周到な冷静さには、舌を巻きました。

で、私がこだわったのは、この「売上」という言葉。

「売上を上げる」なんて言うと、
とても主体的で、
威勢がよくて、
すべてがコントロールできているような錯覚に陥ってしまいます。

ですが、そもそもは、
お客の「買う」があってはじめて成立する、相対的な行為。

あたりまえの話ですが、
「購買意欲」という需要がなければ、
いかなる販売行為も成立しません。

にもかかわらず、「売上」と呼ばれた時点で、
お客の存在がかき消されてしまうのです。

どうやら売上という言葉には、

「購買」と「販売」の間に横たわる
飛躍するしか飛び越えられないような
深くて大きな溝の存在を
覆い隠してしまうチカラがあるようです。

それが証拠に、業績のよくない会社にかぎって

売るためには、わが社は何をすべきか?

「わが社」を主語にして、自問自答を繰り返し、
「わが社」の内で何ができるかを検討してしまうのです。

カンタンにいってしまえば、

売上もネコといっしょで、
追えば追うほど逃げていく

そのように考え、振る舞った方が、
余程効果的かもしれません。

では、「購買」と「販売」の間に横たわる
「飛躍」と言うほかない、
合意に至る道筋のことを
私たちは何と呼べばいいのでしょう?

ここで私、アンケートに協力いただいたみなさんの胸のうちを
意訳翻訳させていただきました。

事業経営者として、いま、もっとも欲しているものはなにか?

ほんとうの第1位は、

売上

ではなく、

商談(あるいは商談成立)

ではないでしょうか。

お客さまとの間で、
ある意味では相反しながら
共につくりあげていく「商談」という名の舞台。

思い出してください。

1件の問い合わせメールがもたらしてくれるワクワク感を。

知り合いからの紹介で訪れた商機の手ごたえを。

あたらしい案件を知らせてくれた一本の電話を。

そこには、世の中とつながっていたのだという、
胸ふるえるような躍動感があったはずです。

少なくとも私は、

売上が上がることにもまして、

具体的な商談が舞い込んだときの、
あるいは成約の一報が届いたときの、
あの一瞬の飛躍感がだいすきです。

この社会と、
あるいは人と人とは、つながっているのだという、
一瞬の連帯感がだいすきです。

というわけで、次回のテーマは、
「購買」と「販売」との間で繰り広げられる
「商談」という名のゲームについて、
さまざまな角度から考察したいと考えています。


--(株)ワンReソース・バンク ---------
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