特定保健用食品の食用オイル「エコナ」が販売中止になりましたね。
体内で発がん性物質になる成分が含まれているとのこと。
まあ、うちでは使っていなかったので良かったんですが、健康が気になる中高年の人が使っていたんでしょうね。
従来の食品に加工を施して健康増進に役立てるって良さそうですが、変化した物質の体への作用って時間をかけないと分からないですよね。
食べてすぐに具合が悪くなるのはもってのほかですが、長期間食べることで体に影響が出る可能性ってありますよね。
だから遺伝子組み換え食品を食べたくない人が多いんですよね。
私は新物が好きで、以前は新製品は見つけたら買っていました。
でも、今は内容を見てから購入するようになりました。
特にこの手の食品は「まず買わない」です。
買いたい場合は使われている成分を調べた上で購入島します。
でも、面倒なのでやっぱり買わないんですよね。(笑)
一般的に販売されているキャノーラ油やサラダ油は以前書いたようにノルマルヘキサンというベンジン系の溶剤を使って油を抽出しています。
やっぱり圧搾法が一番安心ですよね。
でも、高くてそうそう買えない~
生活クラブの国産なたねブレンドがやっとです。
そうそう、菜種油の自給率をご存知ですか?
なんと0.1%にも満たないんです。
これは従来の国産菜種には接種しすぎると心臓疾患などに影響がある「エルシン酸」が多く含まれていました。
そこで輸入の菜種油が主流になったんです。
1992年にエルシン酸がゼロ、またごく低レベルの「キザキノナタネ」が開発されて問題は解決したものの生産量は回復しないままです。
今でも菜種を作って採油している農家があります。
菜種には
「換算できない価値」
があります。
菜種は油を採るだけでなく輪作体系に組み入れることで連作障害を防ぎ、絞りカスは良質な肥料になります。
蜂蜜も取れます。
観光資源です。
以前は生活クラブも国産菜種だけの油を取り扱っていました。
しかし、生産量が少ないので現在は輸入の菜種油とブレンドしています。
国産菜種はどうなるのか危ぶまれるなか・・・
昨年の7月に農林水産省生産局の局長から
「これ以上の助成事業の継続は出来ない」
と言われました。
菜種は長い間助成金を頼りに生産が続けられて来ました。
1948年に大豆の輸入自由化の影響で値下がりが必至と見られていた国産大豆と菜種に対「大豆菜種交付金暫定措置法」が定められます。
それから形は若干変りましたが助成が続けられてきたんです。
でも、農水省はもう助成が出来ないと言います。
国産の菜種は消えてしまうのでしょうか。
一部の自治体では独自の助成を始めたところもあります。
また、生産者も独自での販売など新たな道を進む人もいます。
一般の消費者は製品を買うことで支えられます。
お値段を考えると揚げ物にたっぷりは使えませんが私たちが使うことで国産菜種が守られるなら出来る範囲でお手伝いしてしたいですよね。
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