先生の人手が足りない現状でできること。シュタイナー&モンテッソーリ | 心理カウンセリングルームオレンジ物語のセラピューティックライフのススメ~心にも自然治癒力を~

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モンテッソーリ教育 シュタイナー教育

 

幼少期の子どもの教育理念・教育法の二大巨頭です。

 

最近

この教育に携わる方や、この教育をお子さんに受けさせている親御さんが立て続けにいらしっしゃいました。

 

私は公立小学校に勤めていたのですが、そこと何ら変わらない問題が存在しているのだなぁ

 

と感じ、筆をとることにしました。

 

 

 

モンテッソーリ 教育は マリア・モンテッソーリによって考案された教育法です。

 

いろんな特徴があるのですが、ひとつだけあげてと言われたら

 

子どもには「敏感期」というある特定の能力が伸びる時期があって、

 

それを適切に把握し、対応していくことで、個性や能力を育んでいくこと

 

が理念とされている教育法です。

 

 

 

モンテッソーリはもともと生物学者でもありました。

 

 

 

幼虫は、小さいころは新芽しか食べません。

 

新芽しか食べられない と言っていいでしょう。

 

そして

「光」を察知する能力がより敏感になります。

 

なので、光を求めて上へ上へ、外へ外へと行くことで、新芽にありつけるのです。

 

 

 

しかし、ある程度成長すると、木の低い部分の葉(古く、固め)でも食べられるころには、その「光」に対する感覚器の精度は消えていきます。

 

「光」に導かれることはないので、外に外にいざなわれないし、上へ上へと昇りません。

 

結果、より安全な場所で、自分の成長段階に応じた食物にあるつけるわけです。

 

そして、この「光」に対する感受性は、虫の一生の中で育まれることは、それ以降ないといわれています。

 

 

 

幼虫と人 を一緒にしてはいけませんが、モンテッソーリは、人にも幼虫と同じように、

 

ある感覚が伸びる「敏感期」があると観察しました。

 

この「敏感期」を見定め、子どもの個性やスピードに応じて、遊び(モンテッソーリ教育では『仕事』と言います)を提供していくのが

 

大きな理念となっています。

 

 

 

この「敏感期」という考え方を知ったとき、目からうろこというか、感動すら覚えました。

 

 

 

なんでも自分でやってみたい という時期があります。

 

生後1歳半ぐらいから始まります。

 

また

お手伝いをしたいという思いを 一番強く持つ時期というのがあります。

 

2歳ぐらい、早い子だと1歳半ぐらいから始まる子もいるでしょう。

 

もう、正直、邪魔です。 爆

 

ただでさえ時間がないのに、子どもにされると時間はかかるわ、必ずこぼすわで

 

大人がさっさとしてしまいたくなります。

 

 

 

しかし、この時期「自分でやってみたい」という敏感期が訪れているのです。

 

大人はできる範囲で(許してください) 子どもにさせることで

 

子どもの『自発性』を育み、

 

自分が自分以外の世界(外界)に影響力があって、関わっていけるんだ

 

という認識を育てることができるのです。

 

 

 

しかしその時期は本当に限られていて一年あるかないか。。。です。(個人差はあります)

 

娘の場合は

それをすぎると、今度は、全部お母さんがやって。という時期がやってきました。

 

ある敏感期が訪れて、それを十分に堪能すると、次の敏感期への移行がスムーズになります。

 

また、充分に堪能できないでも、次の敏感期へ移行するのですが、

 

充分に堪能できなかった「感覚」は、これから先 いくら磨こうと思っても、難しくなります。

 

多大な努力を重ねれば、磨くことができるかもしれませんが、労力も時間も「敏感期」を逃すと大変になるのです。

 

 

「敏感期」が訪れていることを察知し、それに応じて遊び「仕事」を与えていくことで、子どもの能力を伸ばしていくことができます。

 

 

と、ここまでは良いのです。

 

理念は良いのです。

 

しかし、現実はどうでしょうか。

 

例えば、子ども10人だとしたら、この理念を遂行するには、何人の先生が必要でしょうか。

 

 

 

少なくとも5人は必要です。

 

子どもの気質によっては、5人でも少ないかもしれません。

 

こんな環境が整えられている園や学校はいったいどれだけ存在しているでしょうか。

 

 

 

結局は、一斉授業になってしまい、この一斉についてこれない子どもは自分のペースを尊重してもらうことはできないのです。

 

 

 

公立の学校でも同じことが問題として挙がっていました。

 

子どもの習熟度には必ず差があります。

 

進んでいる子はもの足りたい。遅れている子はおいてかれる。

 

一斉授業とは別に 習熟度別学習や、個別学習 という形態で授業をどこでも取り入れ一斉授業で抜け落ちてしまうことを補っています。

 

公立学校の問題と思っていた事が、実は、

 

モンテッソーリ教育でもシュタイナー教育でも同様の課題を抱えているのです。

 

 

 

1人ひとりに対応してください。ってとても簡単にさらっと言われることだけれど、それがどれだけ難しいことか。

 

 

 

子育てしていて、1人のお母さんが1人の子どもをみるだけでもどれだけ大変なことか。

 

1人の子どもに、最低2人の養育者がいるのが本当は望ましいです。

 

しかし、核家族化も進み、お母さん以外に、子どもに寄り添ってあげる人がいない現状がだいたいではないでしょうか。

 

 

 

保育園でも

学校教育でも

家庭でも

 

1人にかけるエネルギーをより多くしていくことが、多様な個人を育むことになるのだと思います。

 

 

 

だとしたら、園を選ぶとき、この園がどんな理念を掲げているかも大事ですが、

 

先生同士がどんな関係性でいるのか をみることができたらよいのではと思います。

 

先生1人 対 子ども ではどうやったってもエネルギーが足りません。

 

 

 

先生同士がどう連携しているのか

 

情報共有をどうやっているのか。

 

先生全体が 子ども全体の先生という 意識をもっているのか

 

という観点を見学するときの観点にいれてみるのと良いなぁと思いました。

 

 

 

 

担任をしている子どもだけが、自分の担当 という認識ではなく。

 

窓口は私(担任)だけれど、子ども皆に目をかけていく。

 

 

 

自分の子どもだけが、自分の担当 という認識ではなく

 

窓口は私(ママ)だけれど、周りにいる子どもにも目をかけていく。

 

 

という認識が少しずつ しみこんでいくことで、

 

1人にかかる負担が和らぎ、養育者が楽になり、余裕がでることで、やっと子どもへの個別対応がかなうのではないでしょうか。

 

(先生の人数増やして~~~お金かけて~~~って本当は言いたいけど(^^)/)

 

 

心理カウンセラー 利佳

 

 

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