こんにちは。
マッサージセラピストの田中博子です。
首が柔らかくなる体感と技術の伝授。
体が変わる事、感じることで起こる人生への影響は計り知れません。
出来なかったコトができた!自分の世界を抜けた!!
と、BMS Massage Therapy Shcoolでの講師・アシスタントのマッサージトレーニングで体感することは、毎回自身の脱皮でもあるなと感じます。
先日のトレーニングでは、首コリを起こす筋肉にフォーカス。
「首」という、とりわけ繊細な箇所。
脊柱の棘突起の際。
(背骨の中心ラインの際ですね。)
ここに触れていくのですが、ただ「押して緩める」って話しではないんですね。
「あ、この筋肉が凝ってるのね。はい。グゥ〜(押す)」だと、まぁ普通。首痛める可能性もあり…^ ^;
ここだ。と筋肉を特定する知識は大基本。
そしてセラピスト自身の体を無理なく正しく使うことも大基本。
その上で、セラピストの身体と心の状態がこの上なく大切です。
セラピストの身体の全細胞。
手の指爪はもちろん、心臓などの内臓全部、足の指爪先々までの細胞一つ一つが瑞々しく生き生きとして、その生きたパワーがクライアントさんへ触れている手に向かう集中。
その集中の状態になると、力ではなく触れている指の粒子が相手の身体にビームを当てるように入っていく感覚。
直接骨には触れていないのに、骨の中にまでそれが伝わってくる感覚は言葉でどんなに伝えようと思っても…なかなか表せません。
この感動
これは施術していて感じるし、自分が受けていて感じたこと。
「押す」「触れている」感覚さえなくて、でもものすごく自分を受け止めてくれているという安心感。
触れているところから熱や微細な振動で全身に拡がっていく。
だから、私の身体は安心しきって融けるように緩んでいく。
昨夜のクライアントさんは「いろいろマッサージ受けているけど、何でこんなに田中さんのマッサージの虜になっているんだろう?!他となにが違うのだろう?!!」と呟いていましたが、きっとこの安心感なのでしょうとお話ししていました
例えば「不安」って正体がわからないと怖いですが、正体が分かると「あれ?こんなことだったん??」と安心して思った経験ありませんか?
それと同じことがマッサージセラピーで起こるのかと。
身体は普段何も考えなくても動いてくれている人が多いでしょう。それが当たり前と思っている方が多いのではないかしら?!
そうだと身体もぼやけてしまうのかな。マッサージセラピーで身体に触れ、涙流す方もいらっしゃる。
身体に触れ、ハッキリと自分の温かさや凝りや状態を知ると、自分の身体への愛おしさが溢れてくる。
「自分を大切にしようと思った。」
という感想が多いです。
私も初めて師匠である利江子さんのセッションを受けた時にそれを感じたから、自分の人生を生き直そうと思ってこの世界に踏み込んだんだな…と今回思い出しました😊