旅3日目。鞆の浦の船着き場から、その美しさに「仙人も酔う」といわれた仙酔島へ行きました。船着き場に停泊するのは海援隊が持っていた「いろは丸」を縮小復元した「平成いろは丸」。

 

 

 

私が乗船した時はお隣の岡山県からのシニアのグループの方と一緒でした。たった5分の乗船でしたが、瀬戸内海の島で生まれ育ったという女性とお話しながら。「毎日こんな美しい風景を見ながら生きてこられて幸せです。」って仰ってて。

 

 

 

下船。

 

静かでとても平和なところ。

 

「山紫水明」という言葉がありますが、これは江戸時代の学者・頼山陽が、仙酔島や瀬戸内海の美しさを見て生み出したのだそうです。朝鮮通信使にも「日本一美しい風景」と絶賛されたことは前の投稿にも書きました。

 

私のカメラと描写力ではそれがなかなか伝わらないですが、「静けさ」や「穏やかさ」がこのあたりの一番の魅力のような気がします。だからやっぱりここは大勢の人が押しかけてほしくないなあと、改めて。

 

 

 

この斜めになっている岩盤すごい。仙酔島は1億年以上前に海底火山の噴火隆起で誕生した神秘的な島。訪れる人々が太古のエネルギーを波動として受け取ることができるといわれていて、パワースポット的なところみたいです。

 

 

 

 

 

さて、どこ行こう。うーんうーんうーん  何も予定なし。計画なし。事前リサーチもしてない。来てみたけれど、どこに行けば良いのかさえもわからない。

 

他の人たちが歩いていった先、ついていってみようかな。

 

ホテルが建ってました。

 

 

 

大蔵省・・って懐かしい名称。

 

先のご一行はここで昼食とられている様子。ストーカーみたいで申し訳ないけれど私もそうしよう。笑 フロントで食事したい旨を伝えました。

 

 

5分ほど待って通してもらったのがなんと個室~。ひとりで予約なしだし、また大食堂の隅っこのテーブルかと思ってました。嬉しい!布袋さんのお部屋に。

 

 

外が明るすぎて内部が暗く映ってしまいましたが、こじんまりした落ち着く和室のお部屋でした。

 

 

ホテル一押しという開運五色虫籠飯セットをお願いしました。鯛の潮汁、自家製塩麴の漬物、地産具材を5種類のせたご飯という内容で1500円ほどでした。このお値段で個室で鯛のお頭までとはとても良心的だと思いました。

 

 

 

 

せいろ蒸し。ご飯がこの下に敷かれています。とてもヘルシーなごはんで、お漬物の塩気が良いアクセントになりました。

 

 

 

七福神がいるというこの島。館内ロビーにこんなオブジェがいっぱいあって、ちょっとこわい。笑

 

 

 

腹ごしらえも済んだことだし、ちょっと島の中を散策してみよう。小さい島です。ただ数年前のがけ崩れみたいなので一部通行止めになっている道もありました。ホテルからつながる細い道を歩いて展望台と言われるところに行ってみることにしました。

 

続きます~。