西教寺から見える景色です。琵琶湖の向こうに近江富士といわれる三上山。
坂本にある明智光秀の菩提寺、西教寺で「幻の坂本菊」を使ったお料理、「菊御膳」をいただいてきました。神奈川にお住まいのブロ友・Losierさんから教えていただきました。
最澄が平安時代に中国から持ち帰った「坂本菊」、栽培がとても難しく、西教寺でのみいただくことができるとのこと。いまの時期、一日50組限定で提供されています。幻の菊のお料理・・?なんでも経験してみたい自分です(笑)。また今度・・、と言っているときっと行かないと思ったので、その場で予約の電話を入れて昨日出かけてきました。
場所は境内研修道場にある食堂です。
事前に予約をし、受付で代金支払いと同時に番号を書いた食券を受け取りました。大食堂に入ったら既にテーブルの上に御膳が用意されていました。
食堂はこんな感じ。
お品書きをみたら、全部「菊」入り。
手前に食前酒。梅酒に菊の花びら。
お料理は冷めたものが多かったけれど、餡かけとお吸い物は温かくてほっこり。この黄色いのは全部菊の花びらですね。見た目がとっても美しくて一生懸命写真を撮ってしまいました。笑
初めての菊料理。シャキシャキした食感はなんとなく予想した通り。ほろ苦さもほんのりと。調味料の味がオーバーラップしてあまり繊細なところまではわかりませんでしたがとても美味しくいただきました。
食後のゼリーとほうじ茶。テーブルに大きな専用ポットを置いてくれてありました。
この菊の花びらでできた模様が金彩みたいでとってもきれい。
駐車場や境内に「菊御膳」と書いた幟がはためいていましたが、「幻の坂本菊」のこと自体を知らなかったので、教えてもらっていなかったらスルーしていたと思います。食堂内は平日であることもあり、私を入れて5組くらい。そのおかげで一人で大きなテーブルを独占して悠々と食事することができました。貴重な経験ができました。![]()
さて、この後は堂内や境内を久しぶりに歩いて紅葉の撮影をしました。
改めての紅葉狩りは今秋はじめてです。今年は酷暑と急激な気温の低下で色づきが鮮やかと言われていますが、自分でもそれを実感しました。西教寺の紅葉はそこまで有名とも聞いていなかったけれど、陽光が差したときの木々の葉は目の覚めるような美しさです。
内部を見学した時に気づいた盆栽。これ、すごい!
龍の姿かと思ったのですがタイトルに「麒麟」とありました。そうでした、ここのお寺は明智光秀の菩提寺です。自然の木をみたててこんな造形に仕上げるなんて見事というほかありません。
そして最近はSNSを見すぎているためか、一瞬、「これAIで作ったのかな」なんて思ってしまいました。リアル世界なのに。笑 盆栽ひとつでもこんなに進化しているのですね。
さて、西教寺の紅葉。京都などに比べると全然人も少ない状況で楽しむことができました。たくさん写真を撮りましたので次回も続きを載せたいと思います。


















