旅二日目。福山市内中心部を観光しました。最初に訪れたのが福山城です。JR福山駅のすぐ前にあります。駅前(北口、南口共に)には広場が整備されていてばらの花壇、芝生など憩いの場があります。
立派な石垣です。福山城は徳川家康のいとこにあたる水野勝成が1622年に築城。この石垣からも想像できるように往時は壮大な規模を誇る国宝指定のお城だったようですが、1945年の空襲で多くが焼失してしまいました。
筋鉄御門(すじがねごもん)。
扉や門柱に筋鉄を鉄製の鋲で打ち付けていることが名前の由来とのこと。伝伏見城遺構。国の重要文化財。
筋鉄御門からみる伏見櫓。お城の外からもすぐわかるような場所にあるのですが、佇まいが豪華な感じなんです。これも伏見城からの移築。こちらも国の重要文化財です。
最近訪れるところに「伏見城遺構」がとても多いのだけれど、秀吉時代のオリジナルの伏見城、どれだけ豪華絢爛だったのでしょう。もし、もしも、それが今の時代まで残っていたら、ベルサイユ宮殿と比肩するくらい、ゴージャスな東洋のお城として世界にその名をとどろかせていたかもしれませんね。
お城をみる。福山城=博物館です。内部はお城と藩の歴史を学べる博物館になっています。その前にお城をいろんな角度から撮影してみました。築城400年を迎えた2022年に大改修「令和の大普請」が完了したそうで、それもあって、白壁が眩しく、青空に映えているようでした。日本城郭の最高傑作といわれる名城、シルエットがとても美しいと思いました。
令和の大改修での見どころは天守北側壁面の鉄板張り部分です。敵からの攻撃に耐えられるように1階から4階までを総鉄板張りにしてあります。これは全国唯一。残された古写真や資料などから再現を試みたものだとか。
遠くからみるとこんな感じ。なんで北面だけにこの仕様?て思ってAIに尋ねてみたところ、城郭構造上も北側が弱点になりやすい地形だったことと、北側に潜在的な敵(西国大名ら)が多くて、「絶対に落とされてはいけない」幕府の強い意図によるものとのこと。鉄板を張ってあるお城ってここだけなのだそう。
内部の写真は殆ど撮れなくて最上階のみ撮影可でした。





















