11月17日~19日、広島県福山市へひとり旅に出かけてきました。この時期は日没が早くて知らない土地を車で運転するのが不安なため、公共の移動手段を使うことに。何度か過去に訪れている広島県の中でも福山市は初めてでした。

 

日本がインバウンド客にあふれているというけれど、メジャーなところを外すとホテルも取りやすいし、周辺の観光地も言われるほど混んでないようにも思います。今年、兵庫県の龍野、明石や岡山県の津山に行ったときにだいたいどこも混雑と無縁で、とてもゆったりと時間を過ごすことができ、今後は旅先を考えるときはこのルールで決めようと思いました。

 

さて、初めて訪れる福山市は「ばら」で有名な街。市内にも何か所かばら公園があり、駅前や道路沿いにも街路樹の代わりにバラが植えてあり、商店街の隅っこにもばらの花が咲いていたり、常にばらの花が視界に入る感じ。

 

 

 

ちょうど秋ばらが見頃でした。これ、春に来たらどれだけ壮観なんだろう・・!て思うほど、あっちにもこっちにもばらの花。時期的に紅葉も一緒に楽しむことができ、良いタイミングでした。

 

 

 

今回の3日間の旅はこんな感じで歩きました。行き先は往路の新幹線の中でAIに相談しながら決めました。

 

1日目:

大津→福山へ新幹線で移動。福山駅前からバスで「鞆の浦」へ。

夕暮れの常夜灯と湊町の風景を見るのが目的。

古い街並みを散策。

 

2日目:福山市内中心部をうろうろ。

*福山城博物館

*福寿会館

*ばら公園+緑町公園など。

 

3日目:

再び鞆の浦へ。

*対潮楼

*仙酔島

*太田家住宅

*岡本家長屋門など。

 

夕方に福山→大津へ。

 

 

往路の新幹線の中で、AIが「鞆の浦は小さいので2時間あれば十分。夕暮れの常夜灯だけは見ておくべき」というので、当初はそれだけ見れればよいかと思って、到着後すぐに福山駅からバスに30分ほど乗って行ってみました。しかし、到着してみたら、私の感覚では鞆の浦は2時間ではとても足りない、本当に素敵なところ!もっと時間をかけて過ごしたい場所だと思ったので3日目もまた訪れることにしました。このため3日目に予定していた行き先の竹原は取りやめ。また今度。

 

風光明媚な鞆の浦。「崖の上のポニョ」のモデルにもなっているそうです。過去にはたくさんの映画のロケ地としても使われてきました。坂本龍馬ゆかりの地でもあります。紀州藩の船と衝突事故を起こした「いろは丸事件」が起こったのもここ。龍馬が当時、滞在していた家も残ってました。またこの頃の政変で都落ちした三条実美ら尊王攘夷派が長州へ向かう途中で滞在した商家もありました。

 

鞆の浦は重要伝統的建造物群保存地区、ユネスコ記憶遺産、日本遺産の3つに選定されています。そのような地域は日本国内で鞆の浦だけだそうです。それなのに人が少なくて随分「穴場」な観光地でした。明日からまた少しづつ旅行記を書いていきたいと思います。

 

 

 

写真

1~3枚目:福山城(博物館)を背景に福山駅北口

4~5枚目:ばら公園のばら

6枚目:鞆の浦一番の絶景、対潮楼

7~8:緑町公園の紅葉