西本願寺。時節柄、菊の花が展示されていました。
秋の澄んだ空気の中で凛と咲いている菊。大輪の菊の気高い雰囲気が好きです。
菊の盆栽もあるのですね。でも「桜」の名前がついている。
阿弥陀堂、御影堂は共に江戸時代の建築。威風堂々としてかっこいいです。インバウンドのお客さんを殆ど見かけない不思議。世界最大級の木造建築なのに。
ここで団体さんに混じって僧侶の方の説明を聞いていたら・・「廊下の板の埋め木」についての話がありました。足元の板、木材の節目みたいなところが長年経つと劣化してくるので、その穴部分に別の木材をはめ込んで床材を補強するという補修をされたそうです。それが当時の大工さんの「遊び心」なのか、様々な形があるので探してみてください、とのことで。足元をつぶさに見ていくと・・。
あ、あった!これは花瓶?徳利?
瓢箪?
ひとつひとつ写真を撮っていたら、団体の中にいたおじさまが「あちらのほうに象の形の埋め木があるから写真撮ってくるといいですよ」と教えてくれました。
すっかり宝探し気分で一人でずっと下を見ながら歩きました。
わ。大物を発見。これは富士山ですね。経年の木目のうねりが雲のようになっていて面白い。これを補修した大工さん、江戸時代の方だと思うけれど、数百年も経ってこうやって訪れる人の目を楽しませている仕事をされたのですね~
ハート型もありました。江戸時代にこんな概念あったのでしょうか。
茄子。かわいい。
よく見るとこんなにあります。
夢中で探していたら、ここを教えてくれたおじさまが「象、見つかった?」と確認しに戻ってきてくれました。それが見つからないのです。「小さいから見つけにくいですよ、ここ!」って教えてくれたのが ↓
いやあ、かわいい!子象です。江戸時代の大工さんは実際の象を見たことがあったのかな。
右側は銀杏の葉?コマ? 左側は何の花でしょう。この外形はダリアや牡丹でしょうか。
柱にも埋め木。
延々と続く宝探し。帆掛け船もあったようでそれが見つけられなかったのが残念でした。
柱を支える天邪鬼。
この麒麟マーク。これがキリンビールの商標の元になったのかな?この日も西本願寺と四条烏丸までの道だけで一週間分くらいブログのネタができてしまいました。また明日も西本願寺のことを。続きます。
































