室町通り。赤色で線を引いた部分の下の3分の1くらいまで来ました。
飲食店も増えてきました。飲茶!久しぶりにいきたいなあ。こういうのは一人で行ってもあまり楽しめないので複数人数の時に。
またレトロな建物が。
もともと小学校であった校舎。現在は京都芸術センターという名前で芸術を支援する施設として活用されているようです。
もう薄暮の時間。だいぶ暗くなって館内の灯りが目立つようになってきました。その中でもかろうじて認識できたのはオレンジ色の屋根瓦、明るいベージュ色の壁、ステンドグラス。スペイン風の建物です。明るい夏の日差しが似合いそうですね。国の登録有形文化財です。
昭和6年の竣工。スペイン様式、アールデコなど当時としては最新の意匠を取り入れたとても洗練された校舎です。呉服屋の旦那衆らが多額の寄付をよせたことでこの建築が完成したのだそうです。内部は78畳敷の大広間、格天井、丸窓などみるべきところがたくさんあり、無料で見学できるとのことなのでぜひ次回、再訪したいです。いいものは時代を経ても価値が減じないですね。そうそう、カフェもありました。
温かみを感じる灯りなのがいいな。
中心部のコンビニは色も控え目。
もうだいぶ暗くなってきました。最後に見つけた石標は武野紹鴎邸。
侘び茶について千利休の師匠です。
その横にある案内板。菊水の井ってここだったの。
名水の湧く井戸だったと。堺の豪商だった武野紹鴎もこの水に惚れこみ、井のそばに庵を結んだそうです。平成15年まではその井戸も存在していたとのことですが、その後はマンションが建設され、いまは案内板があるだけです。武野紹鴎がもし戦国時代から令和の今にタイムスリップしてきてこれをみたらがっかりするかなあ、とか思ってしまいました。京都の地下には巨大な水甕が存在すると何かの本で読みました。そしてその土地の料理はそこで湧く水に大きく影響されると思います。出汁を利かした京料理は京都のおいしい水があるからこそなのでしょう。
広い通りまで出てきました。
このまま京都駅まで歩こうかと思ったけれど、京都タワー(いまはニデックタワー?)があんなところに。この時点で1万4千歩。9kmほど歩いています。暗くなったし、歩くのもしんどいや、と思って地下鉄に乗って帰りました。たった二本の通りを1~2時間歩いた程度なのにブログのネタが本当に1週間もちました。