京都市内には碁盤の目のように縦横の通りが走っています。昨日、AIに「京都市内の東西南北の通りは全部でいくつあるの?」と訊いてみたら「70~90くらい」と回答がありました。AIでも正確な数字を知らないのが少し意外でした。

 

今回は下立売、室町通りを歩きましたが共に一部しか歩いていないので、月に1~2回どこかの通りを歩いたとしても全部を制覇するには何年もかかります。でもこのプロジェクト面白そう。お金がかからないし、地味に面白いんです。来年の目標にしようかと思案中です。おねがいキラキラ

 

 

平安女学院とその周辺を通り過ぎ、更に南へ、街の中心部に向かって歩きました。次に見つけた石標には「三井越後屋京本店記念庭園」と。

 

 

それほど広くないですが、白壁に囲まれ、立派な門構えがあり、格式の高さを感じました。三井越後屋の創業者であった三井高利が江戸日本橋と同時にここ室町蛸薬師に店を開いたとのこと。現在はその跡地の一部を庭園として三井不動産が管理しているのだそう。お隣にマンションが建っています。このマンションの住人の方はバルコニーの下に三井の日本庭園が見えて素敵な環境ですね。

 

 

 

「丸に井桁三」は三井のシンボル。一般公開はされていないようです。塀を通してしか内部は観れませんでしたが、お稲荷さんの赤い鳥居が白壁の向こうに見えました。これは越後屋本店時代から祀られている三国稲荷大明神なのだそう。

 

 

三井高利は伊勢・松坂の出身です。そこから始まった三井財閥なのにわが故郷の松阪市内ではそこをアピールしている様子もなくあまり知られてないように思います。なんだかもったいないなあと思いました。

 

更に南へ。100mくらいのところに再び石標。

え!今度は平安時代!

 

 

一条天皇の皇后、藤原定子の邸宅がここにあったとのこと。

 

 

 

少し前まで藤原定子とは清少納言が仕えた人・・くらいの知識しかなかったのに、昨年の大河ドラマのおかげでこの案内板の説明がわかるわかる。笑 人物の名前を読むごとに高畑充希、三浦翔平、塩野瑛久らの麗しい気品ある俳優さんたちの姿が頭の中に浮かんできました。定子の兄はこの地で検非違使に身柄を確保されて大宰府に左遷されてしまったのですね。。。

 

当時はこの界隈、藤原氏の邸宅が建ち並んでいたのがわかります。

 

いまはこの地は和菓子屋さんが。

 

この日は五条通りあたりまで歩きましたのでまだもう少し続きます。