白峯神宮を出てから堀川通(南北)を下がり、東西の下立売通りを歩きました。地図でハイライトした部分です。手が震えてきれいに線を引けませんでした。💦

 

 

京都市内を歩いていると本当に数多くこの石標にあたります。

 

 

堀川通り(東堀川通り)から下立売通りに曲がる少し手前。江戸時代の儒学者伊藤仁斎の居宅跡とのこと。歴史の教科書でしか知らない名前だけれど、その人がここに住んでいたということだけでもちょっと感慨を覚えました。ここに私塾(古義堂)を開き、お弟子さんは3千人を超えるほどだったとか。

 

 

「跡」とあってもいまも建物が残り、「伊藤」と表札が掲げられていました。子孫の方が住んでおられるようです。華道教室の看板も。

 

 

後で知りましたが向かいに山崎闇斎の居宅跡もあるようです。

 

角を曲がって下立売通りに入ります。少し歩いていたら美術館がありました。聞いたことのない美術館です。小規模でしたがとてもアイアンレースの装飾があるシックな雰囲気。

 

 

 

あいにく休館日でしたが、入館無料の美術館だそうです。

 

 

昭和の雰囲気。

 

1937年竣工のアールデコ風の近代建築。中学校として建てられ、現在は別の施設として使われているようです。

 

アールになってるのが素敵。

 

上京の消防署だそう。外からみてぱっと消防署ともわからないような雰囲気てすね。

 

ちょっと色づきかけている?

 

京都府庁。

 

奥の建物、旧本館ですが、とても素敵です。入口にみえた守衛さんに中に入れるか尋ねてみたら見学できるとのこと。ベルサイユ宮殿ぽい伊勢の徴古館を思い出す建物ですが、これ「ネオルネッサンス様式」といわれる建築なのだそうです。重要文化財です。

 

 

いただいたパンフレットからの抜粋になりますが、明治37年に竣工したレンガ造りの建物で、昭和46年まで京都府庁の本館として使用されていたとのこと。創建時の姿をとどめる現役の官公庁建物としては日本最古。

 

 

玄関からのぞいてみたら普通に職員の方たちが行き来しています。本当に入っていいのだろうか?(→良かったのですが)何も調べてこなかったので、ちょっと迷いましたが、注意されたら出てきたらいいや、と中へ入っていきました。

 

 

お役所がこんなに手のこんだデザインだった時代。本当に素敵です。

 

 

各部署の名前が。

 

 

 

 

館内では旧知事室、正庁、旧議場が無料で一般公開されていました。次の投稿ではそのことを。続きます。