友人がコロナに罹り、まる一日あけてあった昨日の予定がぽっと空いてしまいました。ようやく気候もましになってきたし、一日家にいるのももったいないので、京都に行こう!ということでカメラを手に出かけてきました。
暫く前に読んだこの一冊。彬子女王が紹介される京都市内の東西南北の通りを自分でも歩いてみたいと思っていました。まずはこの本の中で紹介される通りを歩こうと、今回は御所近くを東西に走る「下立売通り」に行ってみることに。
せっかくこの辺に行くならどこか寺社も訪れたい。地図を拡大して確認したのが白峯神宮。今年の春に河津桜を見に行った時に見つけて気になっていました。地下鉄今出川駅で降りて徒歩10分くらいのところにあります。
御祭神は平安末期の天皇であった崇徳上皇。都から追放されて、とうとう帰ることができないまま亡くなった上皇はその死後怨霊となりました。都では災いが続いたといわれています。境内に入ってみると、怨霊を思わせるような暗い雰囲気はありません。明るくて静かで落ち着いた神社です。
崇徳上皇が蹴鞠が上手だったからだったか、蹴鞠の宗家がここにあったからだったか、球技の上達にご利益があるとのこと。サッカーチームの名前がたくさんありました。
日本中の有名チーム、選手からの奉納がたくさんありました。蹴鞠→やっぱりサッカー?ということでサッカーチームのが目立ちましたが、球技全般→バレーボールや野球、テニスなどもそのご利益が及ぶよう。それだけでなくバドミントンとかも含むのかシャトルもたくさん奉納されていました。
手水舎横にあったオガタマの木。京都市内では最大とのこと。
蹴鞠をするところ。
平将門や菅原道真もそうですが怨霊が強ければそれだけ、後世の人々の祈りによってそのエネルギーを「ご利益」というかたちに変換させているのすごいなあと思います。
拝殿近くからとても素敵な香りが・・と思ったら香木が植えてありました。開花していなくてもこの香り。これはぜひ5月に戻ってきたいです。
崇徳上皇が遺した歌。これ読んだら思い出した。百人一首にありますね。
お参りしたあとに「お言葉をください」と心の中で願って引いたおみくじ。おみくじってなんでこんなに当たるの。暫く前からまた身内といろいろ諍い中。それが今の悩みです。 ご神託の通り、いましばらくは静かにしてます。
社務所でお守りをいただいてきました。
神社を出て、上立売通りへ向かい堀川から烏丸の間を歩き、その後は南北の室町通りを歩きました。この二つの通りだけで、一週間分のブログのネタに出会ってしまいました。京都の奥深さ。明日から小出しに投稿していきます。昨日の歩数カウントは1万4千。9km歩きました。