今回の三重ではあっさりと胃に優しいものが食べたいという母のリクエストでここへ。初めて入る昔ながらの大衆食堂です。私の母くらいの年配の女性がひとりで切り盛りされていました。店内、古いといっても、本当に隅々まで掃除が行き届いていて気持ちいいです。メニューも壁に書いてあるんですね。「めし」って表記、久しぶりに見た。(笑)

 

 

ここには書いてないけれど、「伊勢うどん」(500円)と「玄米餅」(120円)をそれぞれ注文。伊勢市はお隣ながら、伊勢うどんを食べられる飲食店は松阪市にはあまりないように思います。

 

で、まずは伊勢うどん。写真を撮ったつもりが撮れてなかったのでネットからお借りしました。伊勢の郷土料理的なこのうどん、特徴はコシのある讃岐うどんとすべてにおいて対極です。

 

麺は太くてふにゃふにゃ。太さは讃岐の倍くらい。コシは全くありません。箸で持ち上げたら切れるくらい柔らかです。たまり醤油をベースにしたタレをソースのように絡めて食べます。

 

見た目と違って思うほど辛くなく、甘味×うま味で結構まろやかな味がします。こちらの写真は撮れていました。(;^ω^) タレをまんべんなくまぶした後の伊勢うどん。全然味が濃くないですよ。ゆで上げてじんわりとした温かさが麺自体に残っていてお腹に優しい感じがします。

 

 

追加で注文した玄米餅。焼きあがった後でちょっとお醤油がつけてありました。お醤油の風味と玄米の粒粒感、とても素朴な味がしました。

 

 

お会計はひとり620円。二人で1240円。メニューの表記も税込みだったのですね。お財布にもとっても優しいお店でした。機会あったら今度は玄米チャーハンを食べにきたいな。子供の頃の昭和がそのまま残っているような懐かしいお店でした。ごちそうさまでした。