前回の本の続きを読みました。書いてあることは基本的に一冊目と同じことを言葉を変えて繰り返し伝えている感じ。意識を向けたことが自分の周りに引き寄せられてくるという。前作を読んでから自分の中で思考実験というか自分の思考について客観的に観察するということをしてみました。やはり自分の思考をコントロールすることはなかなか難しい。というより自分がいかに一日の中でネガティブなことを思っているかということを再認識してしまいました。
思うにこれは長年生きてきて、過去に失敗とか痛みとか経験していると、「自身を防御する」ために「最悪の事態を考える」ことは自然な反応に思えるのです。誰でも一度は転んでケガをしたことがあるし、その痛みを覚えている限り、転ばないように、とか車が突然走ってくるかも?って慎重になるように。
意識を向けたものが現実になるということも、「お金、お金」といっている人に限って年中、欠乏しているように思えるのだけど、これは「お金がない」という現実をみていることと同じで、お金のない状況を引き寄せてしまうのだそうです。病気になりたくない、という意識が強い人も同じように「病気」という側面ばかりを見ていることになるので病気を引き寄せてしまうと。一部のお医者さんが健康マニアや検査ばかり受ける人のことをよく言われないのはこういうことなのかなと思いました。
どんなふうに考えたらよいのかという基準は、事故や事件、人の悪口、不幸話を耳にした時に胸に感じる「むぎゅっ・・」(へんな表現ですみません)とした違和感。これは魂が本来欲していないネガティブな情報だということ。だからなるべくそういうことから意識を逸らす。逸らすことが難しいなら、その気持ちを緩和するようなほっとするようなことに思考のフォーカスを変える、それが普通にできるようになると、世界の見え方が変わってくるのだろうと思いました。
物事がうまくいっているときのわくわくした感覚、そういう時って良いことの連鎖が続きますね。常にポジティブにいるなんてできそうにないので、自分ができることは心のもやもやを感じることにあまり意識を向けすぎない、不幸な事故、事件を伝えるニュースに注目しない(←こういうニュースをみない)、頭の中がネガティブに傾きかけたらぼーっとしてみる、そんなことでしょうか。(;^ω^) 引き寄せる、までいかない内容でしたがこの本を読んで自分の思考のクセを考え直す機会になりました。