滋賀県一年目の冬。滋賀県は結構「雪が降る地域」だと実感しています。去年まで暮らしていた日本海側の若狭地方より内陸にある滋賀県北部のほうが70cmとかだんぜん降雪量が多いです。それは以前から知っていたけれど、もうちょっと南部のほう、彦根や東近江市くらいまではかなり降るのですね。あと南部でも山間にある土山とか。大津市は幸い、降るといってもたまに吹雪く程度で、曇ったり晴れたりという感じ。寒いけれど晴れてます。
生協でお取り寄せしました。
伊勢もそうですが、昔から人の往来が多い地域はお餅の名物が多いです。腹持ちが良いので伊勢詣りのルートにはたくさん餅屋さんがあったと聞きます。伊勢には今でも続いているお餅屋さんが多くありますがその中で一番有名なのが赤福です。
この走り井餅は大津市のかなり京都市寄りにある追分の名物とのこと。追分は逢坂山の麓で東海道、中山道、北陸道が合流するエリアです。ここは名水の地で水量が多く、その流れる様子が「水が走る」ように見えたことからこの名がついたとのこと。
餡を柔らかい餅でくるんだ細長いかたちは、石清水八幡宮で売られていたお餅(やわた走井餅)にそっくり。あちらも走井餅。(表記に「り」は無い)
調べてみたら大津で江戸時代に創業し、明治期に名水で名高い石清水に移転したのだそう。でも本家は本家で残っているのですね。
手にもつとふにゃっと垂れてしまうほどの柔らかいお餅です。美味しくいただきました。