帰省中、別の日は叔母と夕食にいきました。地元のスーパー銭湯内にあるごく普通のレストランです。大半のメニューが現在でも千円前後で、千円を大幅に超えるのが松阪肉の焼肉定食でそれでも1700円。ここ、開店した時に来たことがあり、揚げ物類が本当に美味しかった記憶があります。東京の有名店で働いていた方がUターンでこちらの料理人をされていたと聞いたことがありました。いまはどうかわかりません。店名が「お食事処 み」っていうのですが今年の干支(巳)なのか「実」の意なのか?珍しい一文字の店名です。
今回いただいたのはカキフライ定食。新鮮でたっぷりのサラダ、お味噌汁、茶碗蒸しなどがついています。
最近はなかなか牡蠣をいただく機会がなくて、すごく久しぶりのカキフライでした。フライの衣はサクサクで中にはジューシーな牡蠣が~。栄養も豊富な食材ですね。
三重で牡蠣といえば伊勢志摩・的矢の牡蠣が有名です。こちらは都会に出荷されてしまうことが多く値段も高価です。同じく鳥羽の浦村という地域も牡蠣の養殖が盛んで、冬場はこのあたりを車で走ると無数の牡蠣スタンドが立ち、お店もあり、海から引き揚げたばかりの新鮮な牡蠣を生や焼き牡蠣でいただくことができます。新鮮な牡蠣は塩気が良い塩梅で、レモンを上から絞ってかけるだけで十分なほど極上の旨味です。
私が三重にいた当時は食べ放題が一人2000円くらいでした。叔母にその話をしたら、いまは3~4000円に値上がりしてとてもそんな金額では食べられないよ、とのこと。 去年の猛暑で今年は数も多くないとかで。それでも、以前の倍の金額を払ってでも一度はお腹いっぱい焼き牡蠣とか食べてみたいなあ、とそんな話題でひとしきり。
そういえば福井県の小浜でも一部で牡蠣の養殖をされている地域があります。もともとは三重の鳥羽から小浜にその技術が伝わったとこれもまた地元の飲食店の方から聞いたことがあります。鳥羽と小浜にそんなつながりがあったことも思い出しました。二つの地域の共通点があります。古代から平安時代まで伊勢志摩、若狭は朝廷に海水産物を納めてきた御食国(みけつくに)という歴史があるところだということ。あともう一か所の御食国は淡路です。これまでの人生で3カ所のうち2カ所に住むことができたのは幸運なことでした。笑