ローカルニュースで近江八幡市の沙沙貴神社の蝋梅が見頃と知り、二週末連続で近江八幡市へ行ってきました。境内には早咲き、遅咲きの蝋梅が合計24本植えられているとのこと。今週末時点で開花していたのは早咲きの素芯蝋梅でした。

 

 

去年まで福井県で観に行っていた蝋梅は花の形が丸いものでしたがこれは遅咲きの満月蝋梅という種類のもののようです。蝋梅にこんな種類があるとは知りませんでした。駐車場付近にはちょうど見頃で多くの花をつけた木が何本かあり、下に立つととても甘い香りが~。

 

 

 

 

こちらの神社、初夏の頃に見頃になる「なんじゃもんじゃ」の木でも有名なんだそう。

 

沙沙貴神社は全国の「佐々木」姓発祥の地です。近江で佐々木というと、私は室町期にバサラ大名として知られた佐々木道誉を思い出します。歴史小説で読んだ程度の知識ですが、バサラ大名とは外見もふるまいも派手で、それだけでなくて書や歌など文芸にも秀で一流の美的感覚をもった大名のこと。

 

 駐車場から見る楼門。どっしりとした屋根が存在感あります。

 

境内をみる。

 

 

 

バサラ大名の・・という目で見ているからかもしれないけれど、どことなくあか抜けた雰囲気の境内。本殿、権殿、拝殿、楼門などは江戸時代に丸亀藩主京極高朗によって再建とのこと。Wikiの説明ではその際に平安、鎌倉時代の様式で再建されているそうです。あの重厚な楼門は平安、鎌倉期の様式なのですね。

 

 

 

 

境内にあったこの松の木は乃木希典大将お手植えの松。

 

乃木さんは長州の人ですが、佐々木源氏の末裔。

 

 

 

願掛け石は順番に持ち上げてさする、と説明がありました。右側から順番に持つと左に行くにしたがって重く感じました。

 

 

 

この時期、咲いていたのは蝋梅と山茶花とあといくつか・・というくらいでしたが、境内図をみると境内の半分くらいの面積を「百華苑」が占めています。春~初夏はきっと華やかな景色が広がっていそうです。その頃にぜひ再訪したいと思いました。見ごたえのあるとても素敵な神社でした。