かつて冠婚葬祭や展示会の受付で慣れない筆ペンを渡されるたびに、名前を上手に書けなくて、「自分の文字ってなんか残念」・・って思ってました。福井県在住時に月に一度の習字教室に通うようになりました。コロナ禍だったり、台風や積雪で休むこともあったけれど、地味に継続して現在5年くらいです。
先日、引っ越し後の役所周りをしていた時に、窓口の方が私が提出した書類を見て「わあ・・すごくきれいな字ですね!」と褒めてくれました。思いもよらぬ褒め言葉だったので、その場では「え?そうかなあ・・」という反応をしてしまいました。数年前から習字教室に通っていると話したらそれにもえらく感心されました。
私は文字を書くのが左ききなので、右手で筆ペンを持つこと自体がハンデになってしまいます。習い始めた当初は筆を持つ手が震えて、ミミズが這うような文字になってしまってて。教えるのが上手な先生に巡り合えたおかげで、継続できています。なんでも続けているとこんな嬉しいこともあるのねって思いました。先生のご自宅は京都府にあるため関西圏に引っ越してからも稽古を続けています。
苦節〇年とか「努力が報われる」というほど大げさな感慨ではないですが、ちょっと気分をよくした帰り道でした。