ベランダからみた夏の空です。
以前から損しても死なない程度に投資をしています。積み立てでの投資なのでこういうときもあるのだろうと昨日は静観一択でした。
先月、投資信託の担当の人からそれとは別口で米ドル建ての金融商品を奨められていました。おすすめされた時点でのレートは162円くらい。この為替水準と数百万円の最低購入額に躊躇してしまい、大統領選まで様子みるわ、と保留しました。その後利上げ発表があって円高に振れたので買わなくてよかったと思っていたところでした。昨日は世界的な株安連鎖。あのとき、アメリカの高金利につられていわれるままに買っていたら今頃、平静でいられなかったかも。(^-^;
私自身は20代に金融機関の調査部で働いていました。職場では毎日のように世の中の動きと金融市場との関連を見ていました。投資マネーの動きを観察するのは興味深くて、マネーは現金だけではなくて不動産や株式・債券だったり、石油や鉄鉱石、金などの商品だったり・・様々な商品に日々姿を変えている感じがしました。ファンドマネージャーのポートフォリオの中身はその時々の状況にあわせて様々な商品に化けるというか変容するというか、いい言葉が見つからないけど、今後利益が出るだろう投資対象に常に入れ替えが行われます。当たり前だけれど「大多数がいいと思う対象」のところにマネーが集まります。それを誰よりも敏感に察したトレーダーとか投資家らが動いて莫大な利益を得る。個人の投資家はそれのおこぼれをもらっている感じ。
日本人は投資リスクを避けて銀行預金のみ保有している人が多いです。私自身の資産も資産というほどではないけれど大半が銀行預金のままです。でも現状の物価上昇と賃金の伸び悩みでこのままだと円の価値はどんどん目減りする一方。これまでは増やしたい人が投資していたのだろうけれど、これからは「減らさないため」にも何らかの資産防衛の手段を積極的に考えていかないと、と思うようになりました。
それにしても今日も暑い~。