昨年大津市に中古マンションを購入し、春に引き渡し。その後、リフォーム工事を行い、ようやく入居準備が整いました。

 

琵琶湖ビューは絶対条件にはしていませんでしたが、ラッキーなことに部分的ながら琵琶湖が見える部屋です。大手のディベロッパーが手掛けたマンションで、中古の割には建物の外観が新築に近いくらいきれいで、それも決め手のひとつでした。同じ築年数の他のマンションで古さがすぐに目に付く物件が多々あったのですが、不動産屋さんによるとディベロッパーによって差があることが多いと。我々は素人なのでそんなことまで考えていませんでしたが、何件も内見してみると大手、財閥系とローカルのディベロッパーの建物は10年を超えると同じ築年と思えないくらい違いました。

 

部屋の中も内見時はとてもきれいに使われている感じがして、これならそのまま住めそう、と思っていました。でも不動産屋さんが「モノを動かすと結構壁紙とか汚れていることが多いです」といわれたとおり、引き渡し後の部屋に行ってみると、やはりその通りでした。フローリングも窓際は陽光で灼けが目立ちました。一番長く過ごすリビングルームはフルリフォームすることにしました。リビングに続く和室も畳の張替をしました。

 

この機会に給湯器も替えることにしました。標準的には20万円くらい。事前に補助金のことも調べ、これなら少々の負担で新品にできるわ、と思っていたのに、当該の給湯器は給付の対象外。更にはここ、床暖房・浴室ミストサウナがあるマンションなので給湯器もかなり上位機種を使わねばならず50万円超え。そして床暖房用の床材は標準的なものの倍くらいの価格のものを使わねばなりませんでした。材料費も人件費も上がっているのでこの時点で想定以上の出費になりました。その分、他の部屋は壁紙の張替えだけにして天井のクロスやフローリングの交換は諦めました。水回りは撥水性のある床材に張り替えましたがキッチンやお風呂はそのまま。トイレだけは清潔感を大事にしたくフルリフォームしました。

 

とりあえず何を替えるということを決めた次はクロスや床材の選定です。これも悩みました。選択肢がありすぎてなかなか決められないのです。物件探しに続き、やはり周囲からは「リフォームいいわね、楽しそう💛」っていわれましたが、実際の私は悩んで吐きそうでした。💦

 

で、悩んだ割には結局、あまり奇をてらわない控えめなものばかりになりましたが。

 

 

 

リビングの壁紙は一面だけアクセントクロスでベージュのグラデーションぽいのにしました。寝室も一面だけもう少し明るめのベージュにしました。壁紙の選択肢には憧れのローラアシュレイも数多くあったのですが、とても薄く繊細で、リフォームにはあまりお薦めしないとのことでした。そのため傷がつきにくく、あっても目立たない、表面がつるつるしてないものにしました。

 

床は薄い色のほうが広く感じるので薄茶系で選びました。流行りのグレーは温かみに欠けそうで、真っ白は逆に落ち着かないかなと思い、ナチュラルな雰囲気が入るものにしました。壁も床もサンプルの小さい断片と実際の広い面積での仕上がりって随分印象が違うと思いました。個人的には保守的な選択にしておいてよかったかな、と思いました。

 

 

狭いマンションの収納問題。福井県から引っ越す時に大きな背の高い本棚を処分しました。元日の能登半島地震の時、背の高い本棚が揺れているのをみて、恐怖を感じたためです。それで今回は和室の横に30cmほど凹んだスペースがあったのでそこに作り付けの本棚を作ってもらいました。高さ2mほどの本棚がもうひとつあるのですがこれもゆくゆくは処分しようと思います。

 

条件的、ご時世的にリフォーム代は想定以上になってしまいました。えーん あ、そういえば、私の資産にひとつ、同じく想定外に上がっていたものがありました。米ドル預金です。15年ほど前、1ドル80円の時にまとまった金額を替えておいたのがあったのを思い出しました。日本円でほぼ倍になっています。想定を超えた分だけこちらを充てました。なんかこれで気持ちが落ち着いた。笑

 

バルコニーからの眺め。実際は全面琵琶湖ビューではなく視界の1/3くらい。カメラをぐっと片方に寄せて撮ったらこんな感じです。ほかの部屋からも部分的に少し琵琶湖ビューがあります。これはちょっと嬉しい。