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先週、誕生日でしたのでお祝いをしてもらいました。数年ぶりのフレンチレストランへ行きました。ここのレストラン、雰囲気はとても好きなのですが、壁際以外のテーブル配置がなんとなく落ち着かなかったのです。今回、配置が換わっていて全ての席の後ろ側に他テーブルとの仕切りができ、間には大きな花が置かれ、後ろ姿が誰かの視線に晒される感じがなくなっていました。別に誰も私の姿なんて注目しないですけれど背後がしっかりしていると安心感があります。
今回は少し前にメニュー変更があったそうで、また南半球から美味しいトリュフも到着したばかりとかで、いろいろとタイミングが良い時にいらっしゃいましたね、とスタッフさんから声をかけていただきました。
以下、サーブしてもらった順番に写真を載せます。
最初の一品的なカナッペ。どれもワザが細かくて繊細な味でした。
バターは二種類、無塩バターと発酵バター。その横にあるのは岩塩と胡椒を合わせたもの。目の前で調合(?)してゴリゴリと擦ってくれました。これを無塩バターと合わせていただくととても美味しかったです。
キンキのフルールドセル胡椒マリネ。魚を軽く炭火焼にしたもの。
ホワイトアスパラガス。帆立貝柱のマリネとブイヨン。アスパラガスは柔らかくほんのりとした甘みが。ヨーロッパではちょうどホワイトアスパラの季節ですね。
カサゴ。サフラン風味のソース。
以前にカサゴの写真を見たことがあり、その独特の外観に「うっ・・」てなってたので、それがメニューにあると知り、恐々。しかし、実際は引き締まった白身がぷりぷりとした食感で美味しい!淡泊な味もソースとの相性がよいと思いました。
仔牛ロースのエピスロティ。マレンゴソース。ハーブとジャガイモのニョッキ。
お肉はわざわざイタリアから取り寄せたとのこと。確かにそれだけの価値あるのかと思うくらい、肉質が柔らかく、脂身とのバランスも絶妙で非常に美味。トリュフを目の前でかけてもらいました。ふわ~っといい香り。付け合わせのニョッキがめっちゃ美味しかったです。ちなみにトリュフが敷いてあるのは白米。トリュフの香りが移ったものでリゾットを作ると絶品なんだそうです。いやー、それを食べたい。でもここ、フランス料理店だからそれはメニューにないだろうし、スタッフさんのための賄いになるのかもしれません。
終盤のデザート攻勢がすごかったです。フレッシュチーズムース+フルーツコンポート。
チーズとパッションフルーツソースとの組み合わせがさっぱりとして美味しい。
メインのデザートにクレープフランベをお願いしました。カートをテーブルの横に運んできてくれて目の前でフランベしてくれます。
砂糖を溶かし、そこにオレンジジュース、お酒を注ぐと青い火がぼっと立ち上がります。
出来上がり。甘酸っぱい酸味と甘さとお酒のコクと。
温かいクレープの上に冷たいアイスクリームを足して。
この後でバースデーケーキの載ったスタンドが運ばれてきました。もうお腹いっぱいで食べられないので写真だけ撮ってケーキは持ち帰り用に包んでもらいました。みているとテーブルの半分くらいが何かのお祝いだったようでこのスタンドが順番にいろんなテーブルを巡回していました。
最後に焼き菓子のサービスがありました。これもカートがテーブルの横まできて、好きなものを好きなだけどうぞ、という感じだったのですがもうお腹いっぱいで、小さいのを2つだけ。これにハーブのコーディアルを付けてもらいました。
コースの後半はスイーツ尽くめになった印象です。
落ち着いた良い雰囲気の中で美味しいお食事をいただきました。
ごちそうさまでした。